鋸山

鋸山


【日時】 2015年8月23日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 東山連峰
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 鋸山・のこぎりやま・764.9m・一等三角点補点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/長岡/半蔵金
【コース】 半蔵金から
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:30 新潟=(北陸自動車道、中之島IC、R.8、川崎IC、R.351、栃尾、西之俣 経由)=7:40 半蔵金〜8:00 発―8:32 山道入口―9:19 花立峠―9:44 鋸山―10:28 大入峠登山口―10:33 五百山登山口〜10:45 発―11:46 半蔵金=(栃尾、R.290、下田、R.290、加茂、R.403、R.49 経由)=13:50 新潟
 鋸山は、長岡市の東に連なる東山連峰の最高峰であり、古くからの信仰の山である。鋸山の名前は、小さな峰を連ねて、鋸に似ていることから付けられている。一等三角点が置かれ山頂からは、守門岳をはじめとする展望を楽しむことができ、地元の登山者にも親しまれている。

 鋸山は冬季をはじめ、四季を通じて登っている山であるが、北側の大入峠からは最初に登った際の1995年以来歩いていない。半蔵金からの周回コースとして歩きに出かけた。
 いつものように半蔵金の廃校の裏手の空き地に車を停めて歩き出した。歩き出しの林道真木半蔵線は、終点の標柱が入口に立っている。林道真木半蔵線は、すぐに右に曲がるが、そのまま直進する。林道真木半蔵線は、大入峠からの下山に使うことになる。
 坂道をひと登りすると、水道タンクの置かれたT字路に出て、左に曲がる。先回歩いた2013年5月の時には、この角に鋸山への登山標識があったのだが見当たらなくなっていた。坂道を上っていき、T字路に出たところで右折。すぐに山に向かう農道が分かれるので、これに進む。地図を見ても、道が複雑で判りにくい。ひと登りすると、田んぼの広がる台地に出て、鋸山の山頂も望むことができる。ここまでの車道歩きで汗が噴き出ており、色づき始めた棚田を眺めながらひと息ついた。この先も舗装された道が続くが、田んぼの中の細い道で、駐車スペースもないので、下から歩いてくるしかない。
 標高475m地点でようやく登山道が始まる。沢沿いに少し進むと、左手の尾根に向かっての九十九折の道になる。歩く者は少ないようで、登山道に草が生えているが、辿るのには支障はない状態であった。
 ブナ林の脇を過ぎると、615m小ピークの北側の鞍部の乗り越しになる。その後は、緩やかなトラバース気味の歩きになる。このコースは登山口までの車道歩きが傾斜もあってきついが、登山道に入ればむしろ歩きやすくなる。先回は残雪のために判らなかったが、途中でパイプの差し込まれた清水があり、喉を潤すことができた。
 トラバースを続けると、自然に花立峠から鋸山に続く登山道に飛び出す。ひとまず花立峠まで足を延ばしてから鋸山に向かった。
 花立峠から鋸山までは、標高差はないが、意外に長く感じられる。途中、引き返してくる登山者にすれ違ったが、山頂には誰もいなかった。雲が低く垂れこめて、長岡の市街地は見えたが守門岳は雲に隠されていた。
 今回の目的は、山頂から大入峠までの区間を歩くことだったので、そのまま先に進んだ。少し下った所に、砂防工事の跡のような草地の広場があったが、休憩地にしては中途半端なところであった。登山道は、木の根が飛び出していたり、ロープの固定された露岩帯があったりして、歩きにくかった。
 683m点の手前で尾根を左に外して下ると、林道跡に出て、これを辿ると林道真木半蔵線に飛び出した。ここには大入峠という標柱が置かれていた。実際には、林道を少し辿った先が乗り越し部であったが、ここには峠を示すようなものはなかった。
 少し下った先が、五百山の入口になる。五百山や鬼倉山もしばらく登っていないので、近々登ってみたいと思う。
 この後は、長い林道歩きが続いた。段々畑脇まで下ってくると、ここは冬季の鋸山への登山ルートとして使っているので、積雪期の状態と比べながら歩いた。
 鋸山は、長岡側からなら一般ルートとして簡単に登れるが、半蔵金からの周回コースも興味深い。

山行目次に戻る
表紙に戻る