新津丘陵

新津丘陵


【日時】 2015年8月15日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 秋葉山・あきばやま・83m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/新津
【コース】 花と遺跡ルート
【ガイド】 なし

【時間記録】
8:20 新潟=(R.49、茅野山、R.403、新津 経由)=8:40 県立植物園〜9:38 発―9:53 さつき山公園入口―10:23 秋葉公園分岐―10:30 ため池―11:10 石油の里―11:34 県立植物園=(往路を戻る)=12:15 新潟
 秋葉山は、新潟平野の東の縁に沿って広がる新津丘陵の北端にある山である。山名の由来は、宝暦11年(1760)に庄屋桂氏が山頂に立てた秋葉大権現の神社に由来する。新津の市街地が迫っており、山頂一帯には公園化が進んでいるが、石油の里まで「木もれびの道」という長距離の遊歩道が整備されている。

 前日に続いて新津丘陵に出かけた。今回は、「花と遺跡ルート」を歩くことにした。「花と遺跡のふるさと公園」に到着すると、入口の駐車場から古津八幡山遺跡への遊歩道が始まっていたので、まずこれを歩くことにした。サンダルで歩きだしたが、ひと登りで芝地になった丘の上に出た。古津八幡山遺跡は、弥生時代後期(1〜3世紀)の大規模な高地性環濠集落とのこと。弥生時代の住居を復元したものが置かれていた。
 植物園の駐車場に車を移動して、ハイキング姿になって歩き出した。公園内に入ったところで車道がカーブしているため方向感覚を失っており、地図を見て歩く方向を決めることになる。公園内に入ってきた車道は石油の里方面に続くので、帰りにこの道を辿ることになる。まず新津美術館の脇から新潟県埋蔵文化財センターに向かう。敷石が置かれた道を進んでいくと、左に古津八幡山遺跡への遊歩道が始まっていた。ここから登るのが、ハイキングコースと合わせるのには良さそうであった。
 新潟県埋蔵文化財センターを過ぎると、林道状の道に変わった。丘を乗り越すと塩谷の集落に出て、車道を左折する。この先の目標はさつき山公園であるが、地図には記載されていないことから入口が判りにくい。小川の上流部に向かって進むと、さつき山公園の入り口にでた。車道をひと登りすると、さつきの木が並ぶ公園に出た。ここには「木もれ陽の遊歩道」の案内図が置かれており、コースにのっていることが確かめられてひと安心した。
 尾根沿いの遊歩道歩きが始まった。歩く者は少ないと思われるが、道は良く整備されていた。小さなアップダウンもあり、汗がしたたり落ちた。石油の里からの道の合流点にはあずまやが置かれていた。ここからは下り坂になり、溜池の脇に出た。この溜池へは、さつき山入口から林道が続いているようであった。
 再び登りに汗を流すことになった。尾根を乗り越すと、再び谷間への下りになり、さらに尾根への登りになった。高低差はそれほどであないが、登り下りが繰り返されるのは、精神的に結構辛い。再び下りになると、車の走行音も近づいてきて、不動尊の脇に出て、遊歩道も終わった。車道に出たところには、石油の濾過池があり、これは見ものであった。菩提寺への遊歩道沿いにある掘削施設はお馴染みであったが、この濾過池は通りを挟んだ向かいにあったので、見たことがなかった。新津丘陵は、石油関連施設の見学コースとして整備すれば、全国レベルのハイキングコースになると思われる。
 とりあえず石油の里前の車道まで進んでから、公園へ引き返すことにした。この先は車道歩きであるが、幸い時間はそれほどかからなかった。

山行目次に戻る
表紙に戻る