二王子岳

二王子岳


【日時】 2015年6月7日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 二王子岳
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 二王子岳・にのうじだけ・1420.3m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/飯豊山、新発田/二王子岳、上赤谷
【コース】 二王子神社より
【ガイド】 アルペンガイド「上信越の山」(山と渓谷社)、山と高原地図「飯豊山」(昭文社)
【時間記録】 4:30 新潟=(R.7、新発田、上羽津、南俣 経由)=5:25 二王子神社〜5:47 発―6:20 三合目(一王子)―7:14 五合目(定高山)―8:00 七合目(油こぼし)―8:40 二王子岳〜9:00 発―9:35 七合目(油こぼし)―10:16 五合目(定高山)―10:41 三合目(一王子)―11:27二王子神社=(往路を戻る)=12:50 新潟
 二王子岳は、日本海側に位置する飯豊連峰前衛の山である。二王子岳は、信仰の山として登山道も良く整備され、新潟周辺でも健脚向けとして人気の高い山となっている。この山の一番の魅力は、山頂からの飯豊連峰の大展望である。

 土曜の雨とうって変って、日曜日は晴になるという。展望を楽しめる山として、二王子岳に出かけることにした。二王子岳は、家から近いにもかかわらず、前回登ったのは2006年3月25日なので、かなりの時間が経ってしまっている。出かけるのが億劫になる原因は、登山口までの林道が細いことと、人気の山とあって、早い時間に駐車場が満杯になってしまうことである。混雑を避けるために、4時起きで出かけることにした。
 南俣から林道に進むと、先行の車を追いかけるようになった。駐車場には、早朝にもかかわらず何台もの車が入っていた。車のナンバーを見ると、県外の車が目立っていた。歩き出して二王子神社の境内に移ると、ここの広場にもかなりの車が停められていた。
 歩き初めは、杉林の広がる谷間を辿ることになる。尾根に取りつくと、ようやく一合目の標識が現れる。しばらくは、急な登りが続く。以前よりも登山道の整備が進んでいる感じあるが、丸太の階段登りが多くなって、足の負担が多くなったように思う。
 神子石、二合目の水場を過ぎて、もうひと頑張りすると、傾斜も緩んで三合目・一王子に到着した。気温も低く、体力にも余裕があったので、そのまま通過した。
 この先は、トラバースの後に尾根上に向かっての急登を繰り返すことになる。五合目の定高山を過ぎると、谷が入り込んだ所に残雪が見られるようになった。七合目・油こぼしも、右側の溝にコースが造られて登りやすくなっていた。ただ、団体に巻き込まれると、順番待ちで手間取ることになりそうであった。八合目のお花畑付近は残雪に覆われており、トラバースと短いものの下りになっており、足元に注意が必要であった。下山時には、残雪上に滑った跡があり、登山経験が乏しい者も登ってきているようであった。
 二王子岳山頂の小屋が見えるようになると、雪原の上に出て、南側の展望が広がった。五頭山塊、白山・粟ヶ岳、守門岳、御神楽岳が近くに見えており、遠くには越後駒ヶ岳と中ノ岳、燧ヶ岳も見えていた。飯豊連峰の眺めを楽しみに、最後の登りにとりかかった。
 二王子岳の山頂は、まだ早い時間とあって、登山者も10人ほどですいていた。期待通りの飯豊連峰の大展望が広がっていた。えぶり差岳から北股岳を経て大日岳に至る稜線を目で追うことができる。飯豊連峰の左には朝日連峰も眺めることができた。二王子岳は、飯豊連峰を端から端まで眺めることのできる展望台としては一番かもしれない。
 下りにかかると、登山者にも多く出会うようになった。ただ、コースの距離が長いため、登山者の間隔は開いており、混雑した山という感じはなかった。
 昼前の下山になったが、駐車場は満杯で、林道まで路上駐車の車があふれていた。やはり二王子岳へは早起きをして出かけるしかない。

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