たきがしら湿原

たきがしら湿原


【日時】 2015年6月6日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 御神楽岳周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 たきがしら湿原・たきがしらしつげん・474m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/安座
【コース】 かもしか歩道
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:25 新潟=(R.49、上川、七名 経由)=10:20 たきがしら湿原―10:55 発―11:48 林道―12:25 たきがしら湿原=(往路を戻る)=14:50 新潟
 たきがしら湿原は、会越国境近くにあり、かつてはたきがしらという集落があったが昭和51年に全戸が集団移転し、その放棄田を自然公園として整備したものである。春から夏にかけて湿原の花を楽しめるのと同時に、かもしか歩道と呼ばれる遊歩道も整備されている。

 たきがしら湿原は、近くの井戸小屋山を登った際に訪れていたが、最近湿原に敷かれた木道に加えて遊歩道が整備されたようなので、出かけることにした。梅雨入りを思わせる雨になったが、雨の中でも花が見られるのを期待した。
 たきがしら湿原は、津川の町から山間に進んだ後結構長い。七福温泉前からジグザグの山道が始まるが、道自体は良い。
 久しぶりのたきがしら湿原であったが、休憩所や駐車場の整備は思ったよりも進んでいた。歩き出そうとすると本降りの雨になって、しばらく車の中での待機になった。小降りになったところで、雨具に傘で歩き出した。湿原の花は後回しにして、まずは遊歩道に進んだ。
 湿原の西に向かって延びる林道に進むと、かもしか歩道の入り口にでた。林道をそのまま進むコースは、学習の森散策路ということになっている。かもしか歩道は、急な所では丸太の段々も設けられて、歩きやすい道であった。林道の西に延びる尾根上に出るが、小さなアップダウンもあって、それなりの足慣らしになった。登山道周囲には、美しいブナ林が広がっていた。474m点が近づくと、南西側の展望が開け、スラブになった岩壁を眺めることができた。目の前のピークは、787.7mの無名峰のようであるが、印象的な眺めであった。展望地のすぐ先で林道に下り立ち、あとは林道歩きで湿原に戻った。
 湿原は、ヒオウギアヤメとニッコウキスゲ、コウホネが花盛りになっていた。林道脇にはヒメサユリも咲いており、水滴が乗った花を楽しむことができた。
 たきがしら湿原は、時期を変えて花を見に出かける必要がある。

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