袴腰山

袴腰山


【日時】 2015年5月23日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 下田周辺【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 高城・たかじょう・370m・なし・新潟県
 袴腰山・はかまごしやま・526.1m・三等三角点・新潟県
【コース】 高城より最明寺へ
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/森町、粟ヶ岳
【ガイド】 なし

【時間記録】 5:50 新潟=(R.49、茅野山、R.403、加茂、七谷、R.290、上谷地、森町 経由)=6:50 院内原遺跡〜7:03 発―7:13 高城登山口―8:30 高城―9:00 袴腰山―8:16 見返しの丘〜9:30 発―9:59 追分の松―10:24 砂防ダム登山口―10:48 院内原遺跡=(往路を戻る)=12:00 新潟
 袴腰山は、粟ヶ岳から東に延びる尾根の末端部に位置する山である。袴腰山への登山道は、長禅寺からと八木鼻からのコースが主に利用されている。特に長禅寺から高城を経由する登山道は「ひめさゆりの小径」として、5月中旬から下旬にかけては、地元開催の祭りも行われ、ヒメサユリ見物のハイカーで賑わう。

 バルト三国旅行に行っており、山の季節感がなくなっていたが、テレビで袴腰山でヒメサユリが咲き始め、この週末が盛りになると放送していた。今年は、1週間開花が早まっているという。大混雑必至であるので、早朝登山を行うことにした。幸い、時差ボケもおさまっておらず、早起きには問題なかった。
 いつものように長禅寺脇の駐車場から八木鼻方面に進んだところの空き地に車を停めた。ここには、新しく院内原遺跡という看板が置かれていた。朝のコーヒーを飲んでいる間にも、登山者のものなのか、道路を行き来する車は多かった。
 車道を戻って長禅寺脇の駐車場に戻ると、早朝にもかかわらず、かなりの車がとまっていた。車道を登山口に向かう間にも、下山してくる登山者にすれ違う状態であった。ヒメサユリ祭り期間で、整備協力費を徴収することになっていたが、時間が早かったため、スタッフはまだいなかった。
 登山道に入ってひと登りすると、ヒメサユリの花が現れて、花の撮影をしながらの歩きになった。太陽の光が当たっている場所はまだ少なく、撮影条件としてはもう少し後の方が良さそうであった。花は沢山咲いてはいるものの、花の角度の問題もあって、撮影に適した花を探すのに目をこらず必要があった。花の撮影を行う間にも、多くの登山者が追い越していった。
 高城が近づいてヒメサユリの花が少なくなると、歩く人も格段に少なくなった。気温は上がって、高城への急坂に汗が噴き出てきた。高城でカメラをしまって、登りに専念することにした。高城から鞍部への下りの部分にもヒメサユリの花が見られるのだが、ここの花はまだであった。袴腰山は低山ではあるものの、急坂には体力を振り絞ることになる。
 袴腰山の山頂はヤマツツジが花盛りになっていた。山頂部には休むのに適当な日影が無かったので、いつものように急坂を下ったところの見返しの丘で休むことにした。袴腰山からの急坂も、ステップが明瞭になっており、歩きやすくなっていた。
 追分の松からは最明寺登山口に向かった。途中から、藪がうるさくなってきた。沢が近づくと、砂防ダムの脇に下り立った。この先は最明寺方面には進まず、工事道路を歩いて車道に出た。どうも砂防ダムの工事によって、最明寺からの登山道は整備が中断されているようであった。ここから登るには注意が必要である。
 院内原遺跡の駐車スペースに戻ると、他の車も停まって満杯状態になっていた。車を走らせて長禅寺脇の駐車場前を通過すると、大駐車場も満杯になって、空き待ちの車の列が続いていた。ヒメサユリ祭り期間中には、早朝登山を行うしかないようである。

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