宝蔵山

宝蔵山


【日時】 2015年5月6日(水) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴れ

【山域】 白山・粟ヶ岳山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 尼池山・あまいけやま・462m・なし・新潟県
 宝蔵山・ほうぞうざん・897.1m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/越後白山
【コース】 上高柳口より周回
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:10 新潟発=(R.49、亀田、R.403、加茂 経由)=7:10 松平橋〜7:30 発―8:05 鉄塔―8:23 尼池山―9:41 宝蔵山〜10:15 発―10:50 橋立―11:18 林道終点―12:08 松平橋=(往路を戻る)=13:20 新潟
 宝蔵山は、白山の隣りに寄り添う山で、粟ヶ岳へ至る稜線上のピークである。縦走路以外に、上高柳あるいは小乙から橋立経由、さらに中大谷から尼池山経由のコースがあり、現在ではいずれも登山道が良く整備されているにもかかわらず、宝蔵山を訪れる登山者は少ない。

 連休最終日、近場の山ですませることにして、4月25日に権ノ神岳を登った際に気になった隣の宝蔵山を登ることにした。こちらの山でも登山道の整備が行われているかを確かめたかった。
 先回と同じに松平橋手前の空き地に車を停めた。休日とあって山菜取りが多く入っているかと思っていたが、数組が入山していただけであった。少し戻って、尼池山の西を通過する送電線鉄塔に続く林道に進んだ。舗装された林道であるが、見た目よりも傾斜はきつく、歩き初めから息がきれた。
 ひと汗かいて、中越幹線の鉄塔脇の林道終点に到着。ここから登山道歩きになる。しばらくは、林道跡のような幅広の登山道が続いている。大きなS字カーブを描いて尾根上に戻ると道幅も次第に狭くなってくるが、登山道脇もしっかり刈り払いが行われていた。
 尼池尾根の標識を見ながらほぼ平坦な道を進んでいくと、地形図に書かれている尼池山に到着するが、標識も無く、GPSでも見ながら歩いていないと判らないで通過してしまう。
 前宝蔵下・旧炭焼場跡の標識を見ると、急坂が始まる。先回歩いた2012年10月の時はススキや藪がうるさかったが、今回は刈り払われてきれいな道が続いていた。急坂を登りきると尾根沿いの道になり、左下に谷を見下ろす展望地が現れる。ドーム状の宝蔵山の山頂も見えてきて登山意欲も高まってくる。
 前宝蔵山下のトラバースに入ると、残雪も現れて、登山道が切れ切れに続くようになった。前方から人声がしたと思うと、5名ほどのグループに追いついた。中大谷登山口から登ってきたようである。トラバースが終わって最後の急坂が始まったところで、このグループを追い抜いた。最後の部分では、足に灌木の枝が触れる状態で、刈り払いは行われていないようであるが、道型はしっかりしているので問題はなかった。
 傾斜が緩むと残雪の上を歩くようになった。山頂手前では、遮るものの無い白山方面への稜線の眺めが広がっており、写真撮影のために足が止まった。宝蔵山の山頂部は雪が消えて、三角点が頭を出していた。
 山頂は木立に囲まれおり、追い抜いたグループが到着すると騒々しくなるため、先に進んでから大休止にすることにした。、橋立への下り口に進むと、雪原が広がり権ノ神を従えた粟ヶ岳の眺めが広がった。これまでは、宝蔵山は展望は期待できない山と思っていたので、発見であった。大展望を独り占めにして休むことができた。
 橋立への登山道は、初めは残雪に覆われている所もあって注意が必要であったが、赤布も取り付けられており、そう難しい下りではなかった。気になっていた登山道も、幅広に刈り払われていた。
 橋立に到着すれば、この先は記憶も新しい道である。先回見られた残雪もすっかり姿を消して、緑も濃くなっていた。
 縦走路の整備も行われたことから、橋立から粟ヶ岳にかけての縦走を秋には行ってみたい。

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