大峰山、櫛形山

大峰山から櫛形山


【日時】 2015年4月19日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 大峰山・おおみねやま・399.5m・三等三角点・新潟県
 櫛形山・くしがたやま・568.0m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条、新発田/中条、菅谷
【コース】 登り:寺沢林道 下り:法印瀑コース
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:30 新潟=(日本海東北自動車道、中条IC 経由)=7:10 貝屋駐車場 〜7:30 発―8:05 林道終点―8:33 展望台地―8:45 大峰山―9:43 法印瀑分岐―10:19 櫛形山〜10:33 発―11:10 法印瀑分岐―12:22 法印瀑入口―12:41 貝屋駐車場=(往路を戻る)=13:40 新潟
 北は胎内川、南は加治川の間のおよそ13kmにわたって、日本海の海岸線に沿って広がる櫛形山脈は、日帰りハイキングの山として親しまれている。大峰山は、その南部の中心ともいえるピークであり、山頂手前には山小屋があることから、冬季も登られている。櫛形山は、山脈の最高峰で盟主の立場にあるが、ハイカーの人気では、大峰山に負けている。櫛形山の山頂付近には美しいブナ林が広がっており、日帰りの山としてもっと歩かれて良い山である。

 品倉山で緊張感のある雪山を楽しんだので、翌日は新緑の山を歩くことにした。遠出もいやなので、大峰山から櫛形山まで歩くことにした。下山に使う法印瀑コースは、2010年12月23日に歩いているだけで、春の様子は知らない。
 法印瀑コースから周回するため、奥には進まず貝屋の駐車場から歩き出すことにした。桜公園下の駐車場には、桜のお花見を兼ねた登山者が歩き出す準備をしていた。櫛形山まで歩くとなると時間もかかるため、寺沢林道を使うことにした。最近は寺沢林道を下りにばかり使っているが、歩いてみると傾斜もあって、結構息が切れた。S字カーブを抜けると、もうひと歩きで林道終点広場に到着する。数台の車がここまで入ってきていた。寺沢林道も完全舗装されており、ここまで車で入るのに問題はない。雨の日には、ここまで車で入って簡単に登山を済ますのもよいかもしれない。
 登山道入り口からトラバース気味に登っていくと吉平観音の前に出て、その先は杉林の広がる台地になる。その先で東屋のある一本松展望台に出るが、ここから眺めることのできる橡平サクラ樹林の花は開花前であった。それでも望遠レンズを構えたカメラマンが光の状態が良くなるのを待っていた。この状態なら、出直した方が良いと思うのだが。
 その先で九十九折になると、登山道脇がカタクリのお花畑状態になった。この斜面には残雪が遅くまで残っているため、遅い時期に花盛りになっているようであった。花の撮影で足が止まったが、もうひと登りで展望台に出た。前日の黄砂の影響は少なくなっていたが、遠くまでは見えない状態であった。
 目的地はまだ先なので、そのまま大峰山を目指した。大峰山の山頂からも橡平サクラ樹林の広がる斜面の眺めが広がっている。大峰山の山頂から緩やかに下り、櫛形山への縦走路に進んだ。この先の稜線沿いには小さなピークが連続するが、多くはトラバース道になっており、体力を温存できる。地形図にはピーク越しに破線が続いているが、実際とは違っている。それでも谷を大きく巻いていく道は長く感じられた。ただ、カタクリの花が満開で楽しませてくれた。
 法印瀑コースの分岐に出て、予定通りに櫛形山を往復してくることにした。櫛形山までの間には二つのピークがあり、この登りに汗を絞らされることになった。階段状に整備された坂を登ると大沢尾根コースとの分岐になり、櫛形山の山頂はすぐ先である。ここのブナ林は美しく、山頂を目の前にして写真撮影のために足を停めることになった。
 櫛形山からは少しもやっていたが、二王子岳や飯豊の眺めが広がっていた。ベンチに腰を下ろして大休止にした。
 法印瀑コース分岐への戻りは、間のピークを登り返すのに結構体力を必要とした。
 法印瀑コースは、最初はトラバース道で始まったが、登山道脇をオオバキスミレの群落が埋め尽くしていた。カタクリも満開で、その他にミヤマカタバミも見られ、花の谷といった状態であった。九十九折の道を下っていくと、滝のかかる沢沿いの道になった。
 下っていくと杉林の中のトラバース道になって、最後は砂防ダムの堰堤脇に出た。この先しばらくは荒れた林道歩きになり、吉平観音分岐からは車道歩きになった。
 貝屋の駐車場に戻ると、満車で、続々と車が到着する状態になっていた。

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