弥彦山

弥彦山


【日時】 2015年4月4日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 弥彦山・やひこやま・634m・無し・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦
【コース】 雨乞山コースから妻戸尾根周遊
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:20 新潟=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由)=9:20 雨乞山入口〜9:45 発―11:15 弥彦山〜11:25 発―12:33 八枚沢登山口―雨乞山入口=(往路を戻る)=13:20 新潟
 弥彦山は、越後平野の日本海際に、角田山や国上山と共にひとつの山塊を作る山である。山頂は、越後一宮として名高い弥彦神社の奥の院の置かれた弥彦山と、一等三角点の置かれた多宝山のふたつのピークに分かれている。山頂へのロープウェイや山岳道路によって観光地化が進んでいるが、一歩脇に入れば自然は良く残されている。

 春の花を見に弥彦山に出かけることにした。弥彦山の花を見るには、八枚沢登山口から周回するのが良いが、問題の一つは、駐車場が混み合うこと。花の盛りには、早めに出かける必要がある。もう一つの問題は、雨乞山分岐に向かっての登り坂に雪割草が多いものの、朝早くだと花が充分開いていない。この問題を解決するため、弥彦スカイラインに進み、雨乞山への管理道入口付近から歩き出すコースを考えてみた。
 八枚沢登山口への林道を通りがかって中をのぞくと、駐車スペースはまだありそうであったが、予定通りに通過した。猿ヶ馬場を過ぎて弥彦スカイランに入ると、雨乞山への管理道入口になる。駐車スペースを探したが、猿ヶ馬場との中間部にしかなかった。弥彦スカイラインは4月1日開通なので、早い時期なら猿ヶ馬場から歩き出しても、そう距離が長くなるわけでもない。  歩き出して縦走路に出ると、登山道の周囲はカタクリのお花畑が広がるようになった。ただ、週の半ばに本降りの雨になっていたため、花を拡大すると花びらに斑点ができており、マクロ写真撮影には向いていない状態であった。
 しばらくは、小さなアップダウンがあり、下りの泥斜面では滑りやすい状態であった。登りの途中、下ってくる登山者にも多くすれ違った。
 裏参道分岐からは、きつく感じる急な登りになる。妻戸尾根分岐の先の広場では、団体が座り込んで声高く宴会を行っていた。弥彦山の頂上に到着すると、登山者が多く休んでいたものの、静かな状態であったので、腰を下ろして大休止にした。
 快晴の日になって、南の方向の守門岳や越後三山方面は霞んでいたものの、大佐渡山脈や飯豊連峰、朝日連峰の眺めが広がっていた。鳥海山らしいピラミッド型の山頂を望むことができた。
 妻戸尾根は、急な下りが続く。階段状に整備されているので滑る心配は少ないが、足に負担がかかる。雪割草は終わりで、主役はカタクリに変わっていた。他所からやってきたらしい団体とすれ違ったが、花の盛りが終わっていたものの、雪割草を見て楽しんでいた。
 八枚沢登山口に到着していつもなら登山は終わるのだが、雨乞山へと登りをもうひと頑張りすることになった。沢は増水しており、踏み石が水に沈んでいたので、足元に注意が必要であった。最後に登りを持ってくると、やはり体力的にはきつくなった。カタクリのお花畑の中を歩いて、登山を終えた。

山行目次に戻る
表紙に戻る