花見山

花見山


【日時】 2015年3月14日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 花見山・はなみやま・183m・なし・新潟県
【コース】 森林管理道沼線入口より
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/小国/安角
【ガイド】 無し

【時間記録】 8:30 新潟=(R.7、十文字、R.113 経由)=9:50 森林管理道沼線入口〜10:14 発―11:13 花見山―11:45 森林管理道沼線入口=(往路を戻る)=13:20 新潟
 花見山は、越後米沢十三峠街道の宿場町であった沼集落の脇の沼川右岸にある山である。国土地理院の地形図には名前が記載されていないが、関川村発行の「山岳渓流地図」にこの名前が記されている。

 春も近づいたにもかかわらず強い寒波が入り込んで、山では本格的な積雪になったようである。土曜日も雨が残るようなので、簡単な山で済ませることにした。2月7日に榎峠を登った際に、対岸の花見山を予備の山と考えていたが、この際に登ることにした。
 わかぶな高原スキー場を目指して沼集落を過ぎると、林道が分かれており、ここが取り付きになる。標柱が頭を出しており、森林管理道沼線と書かれていた。歩き出す準備をしている間にも、多くの車がスキー場に向かって通り過ぎて行った。
 スノーシューを履いて雪の上に立つと、30センチ程もぐる状態になっていた。春が近づいて雪も締まってきていたのだが、新雪が積もって、カリカリ雪の歩きもしばらくお預けになってしまった。
 カーブを繰り返す林道を進んでいくと、花見山から南に下ってきている尾根の末端に到着した。尾根末端部は切り通しになっていたので、少し手前から斜面に取りついて尾根に乗った。雑木林の尾根をひと登りすると、露岩が現れて通せんぼをしていた。スノーシューを外して岩に取りついても、雪の付いた岩を登るのはいやなので、このコースは諦めることにした。この尾根の途中には送電線が横断していて鉄塔もあるはずで、送電線の巡視路が切られていて、それを辿れば楽勝と思っていただけに予想外であった。
 改めて地図を見直すことになった。尾根の東側に回り込めば、山頂近くに傾斜の緩い箇所があって、尾根に上がれそうであった。林道をさらに辿って尾根を回り込み、杉林の中を進むと、尾根上に立てられた送電線鉄塔が見えてきた。鉄塔までの斜面は木立が切られて、雪原になっていた。登れそうではあるが、急なので、先をうかがうことにした。
 杉林の中を抜けると、浅い谷間が現れた。尾根もすぐ上に見えており、登りやすい傾斜の斜面が広がっていた。まばらに雑木林の広がる斜面を登っていくと、鉄塔の立つ小ピークと花見山の間の鞍部で尾根上に出ることができた。
 花見山の山頂は目の前で、雑木林の尾根を辿ると山頂に到着した。木立の感じからすると道は無いように感じた。山頂部は木立に囲まれていたが、少し戻った所からはわかぶな高原スキー場の展望が広がっていた。沼山方面は木立に隠されていたので、戻りの途中、送電線鉄塔下まで足を延ばした。鉄塔下からはわかぶな高原スキー場から沼山にかけての展望が広がっていた。花見山に登った際には、この鉄塔下まで足を延ばすことをお勧めするが、登る者はめったにいないであろう。鉄塔下からの雪原を下る誘惑にかられたが、安全のために来た道を戻った。

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