上ノ山

上ノ山


【日時】 2015年3月1日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 津川周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 上ノ山・かみのやま・233.5m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/御神楽岳/越後豊川
【コース】 東岐への県道より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:50 新潟発=(R.49、三川 経由)=7:50 小出沢に架かる橋〜8:05 発―9:10 上ノ山―9:48 小出沢に架かる橋=(往路を戻る)=11:25 新潟
 上ノ山は、津川の町の南、常浪川と東小出川に挟まれた丘陵地にあるピークである。

 曇り後雨という天気予報を信じて家を出たが、新潟の郊外に出ると雨が降り出した。登山の意欲も低下して、悪天候の際の予備の山と考えていた上ノ山に向かうことにした。上ノ山は、2002年2月9日に登っているが、この時は東山麓を通過している高速道路の管理道をアプローチに使い、急な尾根を登って山頂に達した。地図を見ると、南の東岐方面からコースをとれば、距離は少し長くなるものの、さほどの標高差も無く山頂に達することができそうであった。
 津川の盆地に入ると、幸いなことに雨は止んだ。国道49号線から上川方面に進み、手前の両郷で小出への県道に進む。この分岐には、B&G海洋センターの案内板が置かれている。丘陵地に突き当たった所で坂をひと登りすると、B&G海洋センターが左手に現れ、その先の小出沢川を渡った先が取り付きになる。路肩に車を停めて、歩き出す準備をした。
 北側を眺めると、田圃を覆った雪原の向こうに地図には無い道路が北に向かって延びているのが見えた。予定とは少し違ったが、この道路を辿ってみることにした。谷間から上がっていく道は、右手の高まりから延びてきた尾根を切り通しで横切り、その先で台地に出た。
 台地の奥で道は左に曲がっていったが、ここから尾根に取りつかなければならない。二本の尾根が平行に走っており、当初の予定では直線的なコースになる左の尾根に取りつく予定であったが、予想外に深い沢が入り込んでいた。左の尾根は諦めて、右手の尾根を歩くことにした。こちらの尾根はカーブを描いて少し距離が長くなり、途中で小ピークの乗り越しも現れる。少々労力も増すが、いずれにせよそう時間のかかる山ではない。
 杉林の中を抜けて小ピークを越すと、雑木林の広がる尾根歩きになった。左に走る尾根に合流すると、前方に上ノ山も迫ってきた。春も近づいて、斜面の雪も雪崩落ちているところもあったが、尾根沿いの雪はまだ途切れることなく続いていた。
 山頂南の肩に出ると、東の谷間に磐越道が延びているのを見下ろすことができるようになった。車の走行音が山の上まで届いてきた。緩やかな尾根を辿っていると雪原になった上ノ山の山頂に到着した。山頂標識や赤布は見られなかった。
 下りで灌木の枝を払っていると、マンサクの花が目に留まった。糸状の花弁はまだ広がっていないが、黄色の蕾がほころびようとしていた。新潟の春の花の季節も間近に迫ってきている。

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