八方台

八方台


【日時】 2015年1月25日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 長岡東山
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 八方台・はっぽうだい・567.7m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/長岡/栃尾
【コース】 軽井沢より
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:00 新潟=(北陸自動車道、中之島見附、川崎IC、R.351、北荷頃、一ノ貝 経由)=8:15 軽井沢除雪終点〜8:45 発―9:44 マイクロウェーブ―10:23 八方台〜11:35 発―12:07 マイクロウェーブ―12:31 軽井沢除雪終点=(一ノ貝、北荷頃、栃尾、R.290、二日町、塩中、下田、R.290、加茂、R.403、茅野山、R.49 経由)=14:40 新潟
 八方台は、長岡東山の丘陵地帯北部にあり、山頂下の台地一帯は八方台いこいの森として整備されている。八方台へは森立峠から車道が通じている。

 昨年の12月中旬から続いていた寒気もひと段落し、雪山にもじっくり取り組めると思ったものの、火曜日から風邪を引いてしまった。週末にかけてなんとか体力を取り戻し、日曜日に何とか山へ出かけることになった。体力にも不安があるため、昨年も登った長岡の八方台に出かけることにした。
 土曜日の深夜に雨が降ったようで、長岡から栃尾に向かう途中、路面をシャーベット状の雪が覆うようになった。軽井沢の集落を過ぎた先の森立峠入口のT字路から歩き出すことになった。森立峠への道は雪に覆われて、除雪によってできた雪の壁は身の丈を越していた。幸い、脇に雪捨てのためのスロープができており、ここから雪原に上がることができた。
 除雪終点部の脇に落ち込んできている尾根の末端部を回り込んでいくと、北の谷間を見下ろす尾根沿いに出る。地形図では谷を横断して森立峠からの林道に上がる破線が記されており、実際に道があるようだが、尾根沿いの登りを続ける。古い足跡が続いており、わかん歩きのようで深い穴が残されているところもあった。
 雑木林の中を登っていくと、右手の谷間の源頭部に出て、窪地を挟んだ向かいに尾根が落ち込むようになる。左よりの窪地から登りだすと、すぐに傾斜も緩くなって台地上の歩きになる。左に方向を変えていくとマイクロウェーブの中継塔が見えてくる。
 マイクロウェーブの中継塔の脇を抜けると、森立峠からの林道に飛び出す。風邪の影響が残って時々立ち休みを入れながらの登りではあったが、雪の状態も良く、ここまでは順調に登ることができた。
 この後は、林道歩きを頑張ることになった。林道上には、溝状にトレースが残されていた。マイクロウェーブ中継基地までで登りのほとんどを終えたとはいえ、この林道歩きは体力的にはきついものになった。
 最後に林道から別れてひと登りすると、八方台に到着した。広大な雪原の中に、八方台と書かれた看板が頭を出していた。以前あったレストハウスの建物は完全に撤去されて一面の雪原になっているのは、スノーシュー歩きの目的地としては好ましいものになっている。
 雪原の縁に出て腰を下ろした。いこいの森は深い雪に覆われて、動物の足跡だけが続いていた。いこいの森の向こうには大平山が頭を持ち上げ、さらに遠くには守門岳が大きく広がっていた。鋸山方面は、雲が滝のように流れて、山頂が見え隠れする状態であった。 休んでいる間に、スノーシューの単独行が登ってきて、先に下山していった。下山途中のトレースからは、山スキーヤーが一名マイクロウェーブ中継基地付近まで登ってきて引き返していったようであった。
 マイクロウェーブ中継基地までの林道歩きには汗を絞らされたが、その先は一気の下りを楽しむことができた。

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