赤松城山

赤松城山


【日時】 2015年1月3日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 五頭山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 赤松城山・あかまつじょうやま・337m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/出湯
【コース】 赤松森林公園より
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:40 新潟発=(R.49、水原、出湯、R.290 経由)=9:20 宝珠温泉〜9:35 発―10:00 赤松公園内登山口―10:19 尾根上分岐―10:36 送電線鉄塔―10:47 林道―11:10 赤松城山〜11:22 発―11:37 林道―11:37 送電線鉄塔―12:09 宝珠温泉=(往路を戻る)=13:10 新潟
 五頭連峰の南端にある宝珠山へは、最近、草水から大山を経由するコースが閉鎖になったため、赤松山森林公園からのコースがメインになっている。赤松城山は、赤松山森林公園コースの途中にあるピークである。

 あいかわらず、新潟の天気予報には吹雪マークが付いた。起きて外を見ると、小雪が舞って、路面はうっすらと雪に覆われていた。山の方は雪が降ったようで、登山に出かけるか迷ったが、朝食をとっていると、太陽も顔をのぞかせた。やはり山に行こうということになったが、出発の時間も遅いので、ここのところの雪山定番の赤松城山に出かけることにした。
 国道49号線に雪は無かったものの、宝珠温泉に向かう道に入ると、圧雪状態になった。といっても、町営温泉に通ずる道なので、除雪は完全に行われているので助かる。宝珠温泉の駐車場の外れに車を停めさせてもらった。登山口までの除雪と駐車場の確保が確実なため、悪天候の時にこの山を選ぶことになってしまう。
 スノーシューをザックにとりつけ、最初はつぼ足で歩き出した。赤松山森林公園へ通じる道は雪に覆われていたが、路肩部に水が流れて地面も出ている所があったので、少し歩いてからスノーシューを履いた。
 雪に埋もれているものの、歩いた跡が残されていた。昨年末のもののような感じであった。最初は、林道を歩いて、赤松山森林公園内の宝珠山登山口に向かった。トレースは途中で遊歩道に進んでいき、その先からは深い雪に苦労することになった。宝珠山登山口から先はトラバース気味の道で、城山から西に延びる尾根を目指すことになる。吹き溜まりもあって、深い雪に苦労した。公園内の遊歩道を辿るだけでも、体力的には充分なスノーシューができるが、雪に埋もれた公園内には誰もいない。
 尾根に出ると、トレースが続いており、歩きは楽になった。鉄塔に出て、ひと息ついた。昨日の月山は休みなしで歩き通すことができたが、今日は深雪のために、立ち休みを入れないと歩き続けることができない。鉄塔下からは菅名山塊の山麓や新潟平野を眺めることができたが、弥彦・角田山塊は雲に隠されていた。歩き出してからは雪も止んでいてくれて、新潟の雪山としては悪い条件ではなかった。
 鉄塔からは木立に囲まれた尾根道を進み、切り通し手前から少し下ると林道の横断点となる。この先の、尾根上に戻るまでがこのコース一番の難所になる。トレースは、夏道通しに急斜面をまっすぐに登っていた。トレースの幅が狭かったり、削られて壁状になっていて、スノーシューでは歩き難い所もあったが、まっさらな斜面よりは登りやすく、いつもよりは楽に尾根上に出ることができた。この先も尾根沿いの登りが続くが、歩きやすい道である。
 松の枝が登山道上に倒れこんで邪魔している所を抜けると城山の山頂に到着する。城山の解説板が置かれているが、雪の上に出ている長さからすると、雪の量はそう多くは無いようであった。トレースはさらに続いていたが、城山までで充分ということで大休止にした。
 年初めの登山ということで、五頭山や白山あたりなら少々の悪天候でも入山者は多く、ラッセルの苦労もさほどせずに登れるはずであるが、低山といえども、一人で登った雪山の方に面白みをおぼえる。
 下りは快調なスノーシュー歩きを楽しむことができた。尾根上から林道への下りも、脇の新雪の斜面を下った。膝上まで潜る所もあり、古いトレースのおかげで楽ができたことを実感できた。
 鉄塔からはどんぐり坂へのコースに進んだ。鉄塔から巡視路入口まではトラバース気味の下りになるので、雪の状態によってはあまり勧められないコースではある。遊歩道に出て少し水平に進んだ後は、下方に方向を変える。九十九折に道が付けられているが、新雪を蹴散らかせながらまっすぐに下った。
 登り初めのトラバース道を横断して、そのまま直進すると車道に下り立つことができた。登りの時間に比べて、下りは短時間で終わった。


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