月山

月山


【日時】 2015年1月2日(金) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 津川周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 月山・がっさん・336.5m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/越後豊川
【コース】 小山より
【ガイド】 緑に親しむ新潟県森林浴の森100選(新潟日報事業社)

【時間記録】 8:20 新潟=(R.49、津川 経由)=9:30 小山〜9:55 発―10:07 登山口―10:58 月山〜11:10 発―11:30 登山口―11:39 小山=(往路を戻る)=13:10 新潟
 月山は、会越国境の御神楽山の登山口にあたる上川村にある丘陵である。山頂付近には、ブナ林が残り新潟森林浴100選にも選ばれ、ハイキングコースとして整備されている。

 新年になって、山の意欲もリセットされたが、新年早々大雪情報が出されてしまった。悪天候でも登れる山を幾つか考え、結局月山に出かけることにした。雪山の場合、駐車場所が問題になるが、この登山口は集落までの道として除雪されており、除雪終点部が駐車スペースとして利用できる。
 道路の凍結も怖いので、正月のお餅を食べてからゆっくりと出発した。天気は意外と良く、五頭山塊や菅名山塊の眺めが広がった。ところが津川が近づくと雪が降り出して、ライトを付けて車を走らせる状態になった。国道49号線を離れると、雪道に変わった。朝方に除雪した後に新雪が3センチほど積もったようである。
 小山の集落に到着して、除雪終点部に車を停めた。三年連続の月山冬山であるが、除雪終点に積まれた雪の山は、今回が一番少なかった。12月から大雪となっていたので、意外であった。
 スノーシューのイクステンションを付けて歩き出した。林道を覆う雪に足を踏み出したが、歩くのには支障はない状態であった。林道を150m歩いた所に月山を示す標柱があり、左手の谷に向かって下る。谷間に広がる田圃に出た所で右手に進むと、新潟県森林浴の森百選と書かれた標柱が現れ、田圃を横断した先の沢状の窪地が登山口になる。ここまでのコースは、地図に書かれた破線とは違っているので注意が必要である。雪が多いとここまででも大汗をかいてひと休憩が必要になるが、この日はそのまま歩き続けることができた。
 杉林が周囲に広がる沢状の窪地をそのまま進んでいくと、月山に続く尾根に自然に乗ることができる。月山への登山道は、神社の参拝道として杉木立が続いている。杉の下は、雪も少なく歩きやすい状態であった。
 登るにつれて雪は多くなったが、スノーシューで歩き続ける状態であった。尾根の周囲の木立には雪が付いて美しい姿を見せていた。
 石灯篭や鳥居の跡がある広場に出ると、この先はこのコースで一番の急坂になる。石段が続いているのだが、雪に埋もれた一面の雪原になっている。雪が深いと苦労する難所であるが、雪質も良く、難なく通過することができた。
 北側からの登山道が合流したところで、もうひと頑張りすると月山の山頂に到着した。杉木立の中にひっそりと神社のお堂がたたずんでいた。軒下に腰を下ろしてひと休みした。天気も回復してきて、御神楽岳や大峰方面の眺めが広がった。山頂部は雲に隠されていたが、この日の天気予報では、これでも期待以上の眺めであった。お堂の周りを回ってみると、東斜面に美しいブナ林が広がっていた。
 下りも快調な歩きとなって、短時間で車に戻ることができた。
 体力的には楽な山となったが、これも雪質次第のことなので、初登りとしてはこれで良しとしよう。

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