虚空蔵山

虚空蔵山


【日時】 2014年9月7日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 蒲萄山塊
【山名・よみ・標高三角点・県名】
 虚空蔵山・こくぞうやま・466m・なし・新潟
【コース】 西入口広場より
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/村上、塩野町/柏尾、塩野町
【ガイド】 新潟日帰りファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:40 新潟=(R.7、蓮野IC、R.113、荒川胎内IC、日本海東北自動車道、朝日まほろばIC 経由)=8:10 西入口広場〜8:24 発―8:42 東屋―8:53 大杉の森(菩提池)―9:16 虚空蔵山〜9:25 発―9:35 大杉の森(菩提池)―9:48 東屋―10:01 西入口広場=(往路を戻る)=11:45 新潟
 蒲萄山塊は、県北部の山北町、朝日村、村上市にまたがり、日本海の海岸線に沿って南北に連なっている。この山塊の最高峰は、一等三角点の置かれている新保岳であるが、その他にも踏み跡を辿って登ることのできる山も多い。蒲萄山塊の南よりに、虚空蔵山がある。虚空蔵山は、虚空蔵グリーンパークとして山頂付近が森林浴のために整備されている。最近日帰り温泉で人気の朝日まほろば温泉に向かいあっており、その駐車場から山頂を良く眺めることができる。

 早めに登山を終えることのできる軽い山を考え、蒲萄山塊に出かけることにした。これまで三度訪れているが、いずれも東登山口からであった。西登山口は、2011年8月に登ろうとして出かけたものの林道の通行止めで、東登山口に変更してしまった。
 朝日まほろばICで高速を下りて国道7号線を横断し、そのまま直進すると林道猿沢線に走りこむことができる。カーブを交えながら高度を上げていく道が続いた。舗装された林道であるが、落ち葉も積もって走る車はほとんどいないようであった。
 峠部にさしかかったところで、虚空蔵グリーンパークの標識に従って、右に枝分かれした林道に進むと。200mほどで西口広場に到着した。尾根を切り開いて大きな広場が設けられていたが、他に車は無く、利用者がどれほどいるのか疑問な公園であった。
 虚空蔵グリーンパークの案内図が置かれているので、目を通した。あづまや、大杉の森を経由して虚空蔵山に進むことになる。野鳥の森などの脇道があるが、山頂を目指すには大回りになってしまう。
 登山道は、丸太の段々で整備されており、歩き初めから息が上がってしまった。392m標高ピークにであるあづまやが置かれていた。南の展望が広がっており、鷲ヶ巣山の眺めを楽しむことができた。
 さらに尾根道を辿っていくと、大きな下りに入るところで、虚空蔵山の山頂が目に飛び込んできた。見上げる高さにあって、急登が待ち構えていることが判った。ジグザグに下っていった先が大杉の森で、東入口からの登山道も合わさってきた。窪地には菩提池があり、静かな湖面を楽しむところであったが、蚊の大群に襲われて、足早に通り過ぎることになった。下山時には、その直前で虫除けスプレーを体に吹きかけて準備を整えた。
 池を回り込むと、急登が続くようになった。コースタイムの短い山ではあるが、結構体力を使うことになる。
 山頂手前で、尾根通しの表参道と左に迂回する裏参道に分かれる。迷うことなく、楽な裏参道に進んだ。巻き道を進むと、三額山に続く尾根に出て、ここから虚空蔵山へはひと登りになる。三額山への尾根を見ると、かすかな踏み跡があるようで、ヤブコギといっても軽いものであった。三額山まで歩いたのもかなり前なので、いずれまた歩いてみようか。
 虚空蔵山の山頂にはお堂があり、そこから一段下がったところにあづまやが設けられている。あづまやからは、鷲ヶ巣山や飯豊連峰の眺めが広がっていたが、朝日連峰は逆光になって良く見えなかった。麓の田圃も黄色に染まって、秋の訪れを告げていた。
 ひと休みの後、表参道から下山を始めた。西入口に戻っても、他に車は見られなかった。
 
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