加茂山

加茂山


【日時】 2014年8月31日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 加茂三条丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 加茂山・かもやま・110m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【コース】 加茂山ハイキングコース
【ガイド】 ふるさとの散歩道(新潟県観光協会)

【時間記録】 8:40 新潟=(R.49、R.403 経由)=9:22 加茂公園〜9:30 発―9:50 展望台―10:14 加茂山要害城砦跡―10:36 車道―10:56 長福寺登山口―11:55 加茂公園=(往路を戻る)=13:00 新潟
 加茂山は、加茂の市街地の南に広がる山で、一帯は公園として整備されている。公園は、青海神社の神域を整備したもので、雪椿群生地をはじめ、豊かな自然が残されている。公園の最高部には剣ヶ峰城跡、その南西部には加茂山要害城砦跡がある。

 土曜日と月曜日に東京に出かける必要があり、その中間日は、ともかく軽い山歩きで終えることにした。  加茂山は2001年2月に歩いているが、この時は雪のために奥へ続く道には進むことができなかった。登山道もかなり整備されているようなので、その状況を知りたかった。
 加茂に到着するとお祭りの準備なのか、青海神社入り口の駐車場は満杯になっていた。その脇の加茂公園訪問者用の駐車場に車を停めて歩き出した。
 まずはりす園を目指して、遊歩道を登った。遊歩道の周辺には彫刻も置かれていた。リス園の上には、スライダー脇の階段状の登りになって、汗も噴き出てきた。スライダー乗り場の先は幅広の登山道になり、脇には樹齢1000年という翁杉が現れた。その先で稜線上に出ると、木製の見晴らし台が置かれていた。登ってみると、弥彦方面の眺めが広がっていた。分岐に尾振山へという標識があったので、進んでみたが加茂山要害城砦跡の方向と違っていたので稜線通しの道に戻った。尾振山へ続く道がどのように続くのか歩いて確認する必要がある。
 竹林も見られる稜線通しの道を進むと、左上に加茂山要害城砦跡と思われる高まりが迫ってきた。この高まりを通り過ぎた先で、稲荷社と加茂山要害城砦跡への道が左に分かれた。裏に回りこんでいくと、鳥居の立つ稲荷社の手前で加茂山要害城砦跡への道が分かれた。そのまま下っていくと、市街地に出るようであった。
 ひと登りで、草地の広場の中にお堂の立つ加茂山要害城砦跡に到着した。この山城の城主は不明なようであるが、御館の乱の際には名前が出てくるようである。
 分岐に戻って、先に進むと分岐に出た。直進は下条川ダムへとあったが、進んでみると予定の長福寺への道と逸れてしまうため、引き返した。ここは左に分かれる鱈田沢への道に進むのが正解であった。この鱈田沢というのがどこなのか判らないので案内板も役に立たない。彷徨い歩くのが、低山歩きの面白いところではある。
 擬木丸太で階段状に整備された道を下っていくと、夏草の茂った伐採地に出て、その先で車道の横断点に飛び出した。ここには「加茂・三条 中部北陸自然歩道トレッキングルート」の案内図が置かれていた。加茂から姫ノ城山一帯にかけて、多くの遊歩道が整備されていることが判った。いずれ姫ノ城山付近についても歩いて確かめる必要がある。
 車道の横断点からは急斜面の階段登りになり、それを登りきったところの広場にはベンチも置かれた見晴台になっていた。
 その先が鱈田沢のようであったが、それと判らずに稜線通しに進んだ。途中に分岐もあったがそのまま進んでいくと下りになった。じめじめした窪地の歩きになり、蚊が寄ってきて煩わしい道になった。
 最後は田圃脇に飛び出したが、車道からは少し奥まっており、ここから歩き出そうとすると判りにくそうであった。
 後は車道歩きで上下条を目指した。上下条からは、地形図に破線で記されている道を登りかえして加茂山公園に戻ろうとしたが、谷間に進んだ先のお墓で道は終わっていた。車道歩きを続けて駐車場に戻った。
 加茂山は、低山といっても道が多く設けられているため、歩くと疑問が湧いてきて、さらに訪問してみようという気になる。
 
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