猿毛岳

猿毛岳


【日時】 2014年8月10日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雨

【山域】 加茂丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 猿毛岳・さるけだけ・326.7m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【コース】 猿毛よりスキー場周回
【ガイド】 なし
【時間記録】 6:30 新潟=(R.49、R.403、加茂 経由)=7:05 猿毛口〜7:30 発―8:18 猿毛岳―8:40 沢コース登山口―9:06 猿毛登山口=(往路を戻る)=9:50 新潟
 新潟平野の縁に沿って広がる加茂丘陵の南東の角に位置し、加茂川右岸の猿毛の集落の背後にある猿毛岳は、この一帯の最高峰にあたる。猿毛岳とR.290を挟んで向かい合うように、最近閉鎖された冬鳥越スキー場があるが、猿毛岳にもかつてスキー場があり、山中にその跡が見られる。平成10年から11年にかけて登山道が整備され、現在ではハイキングの山になり、登山者も多くなっている。

 台風は、今朝四国に上陸して日本海に抜けるようだが、新潟は小雨が時折り落ちてくる曇り空であった。天気がどのように変わるか判らないので、近場の山で簡単に済ますことにして猿毛岳に向かった。
 日吉橋を渡り、猿毛岳登山口への川沿いの道に入る手前の空き地に車を停めた。つい最近、ここにはベンチが設けられたと思うのだが、無くなっていた。台風接近のためか、登山者の車は見当たらなかった。
 川沿いの道に進んだ先の登山口には、山頂の小屋で使う薪を保管してあった。ひと登りすると、日吉神社の境内にでる。本殿の脇から登山道に進むが、以前よりも階段状の整備が進んでいた。最初から急な登りが続くが、特に周囲に竹林が広がる付近は、傾斜も急で、汗が噴き出てきた。それを突破し、杉林の中をカーブを交えながら登ると、左の尾根に出る。
 ここからは、尾根沿いの緩やかな登りが続くようになる。猿毛岳までは、9-1から始まる番号が取り付けられているが、間隔がまちまちで、9-8から山頂までは結構長い。
 雑木林の中を登っていくと、猿毛岳の山頂に到着した。吹き抜ける風が、汗をかいた体に心地よかった。曇り空ながら見晴らしは開けており、粟ヶ岳や袴腰岳を良く眺めることができた。
 下山は、スキー場への道に進んだ。草刈りも行われており、以前よりも歩きやすくなっていた。途中、二か所の展望台も設けられており、楽しめる道である。第二展望台からは、ヘアピンカーブ状に折り返して杉林の中に下っていく。夏道としては迷うことの無い道ではあるが、カーブを交えながら左方向に下っていくため、雪で埋もれているとトレースが難しい道である。
 最後に畑の脇を通って林道に飛び出す。スキー場の廃墟はどうなっているのと思って林道を逆方向に進んでみたが、夏草が茂って、煙突の先だけが見える状態であった。廃墟の眺めを楽しむならば、冬に訪れる必要がある。
 蚊に喰われながら、沢沿いの林道の下りを急いだ。幸い、雨にもっほとんど打たれることなしに登山を終えることができた。

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