角田山

角田山


【日時】 2014年4月19日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 角田山・かくだやま・481.2m・二等三角点・新潟県
【コース】 登り:北海入沢コース 下り:灯台コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:20 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由)=9:05 小浜登山口〜9:17 発―10:16 小浜コース分岐―10:43 角田山〜10:53 発―11:57 小浜登山口=(往路を戻る)=13:00 新潟
 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている山である。各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。春の訪れを告げる雪割草やカタクリの群落は、広く知られるようになり、この季節は県外からの登山者も多く訪れるようになっている。

 4月3日に角田山を登ったばかりであるが、車が予備タイヤのままのため、近場の山ということで角田山に出かけた。角田山は、正規のコースの他に非公式のコースも多い。北海入沢コースもその一つで、まだ歩いていなかった。
 小浜コース登山口の駐車場に到着すると数台の車が停められていた。下山時には、車も増えており、小浜コースを使う登山者も多くなっているようであった。
 沢沿いの登山道に進むと、ニリンソウの群落が現れるようになった。ひと回り大きなイチリンソウの花も所々で現れ、お花畑を楽しみながらの登りになった。左に灯台コースへの連絡コースを分けて、さらに沢沿いの道を進む。石垣や石切り場のような跡も見られ、かつては人家があったような気配があった。
 沢を何回か徒渉することになったが、水量は少なく、しっかりした道が続いているので問題なく歩くことができた。右岸沿いで、短い距離ではあるが沢に向かって切り落ちているへつり道が現れたが、鎖とロープが掛けられていた。登山道の途中には、花を採るななどの標識も置かれており、非公式な登山道とはいえ、十分な手が加えられていた。
 沢の二又に出ると、中間尾根に登山道が続いていた。急な登りが続いた。足場は充分あるといっても、足を滑らすと転落の危険性もある急坂であった。角田山を訪れることの多い初心者向きではないことは確かであった。スミレサイシンやヒトリシズカの花の写真を撮るのに足を停めながら登り続けた。左隣には灯台コースが通っており、傾斜が緩む頃には、梨ノ木平のコブを振り返ることになって、登りも後僅かなことが判った。
 小浜コースに合流して、後は先週も歩いた道となった。灯台コースや五ヶ峠コースからの登山者もあいかわらず多かった。角田山の山頂も、花の盛りは過ぎているものの賑わっていた。
 下りは灯台コースを下り、岩場を過ぎた先の小ピークへの登り返し手前で、小浜コースへの連絡コースに進んだ。急斜面にジグザグ道が設けられていた。砂地で滑りやすいところもあり、足元に注意は必要であったが、危険というほどではなかった。登山道沿いには、ニリンソウとイチリンソウが多く、花を楽しめる道であった。この連絡コースによって、小浜コースの利用価値は高くなった。

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