嶽薬師

嶽薬師


【日時】 2014年4月6日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 朴坂山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 嶽薬師・だけやくし・391m(386.7m・四等三角点)・新潟県
【コース】 小岩内より往復
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条、小国/坂町、越後下関
【ガイド】 無し

【時間記録】 6:40 新潟=(R.7、R.290、R.113、わかぶな高原スキー場、R.113 経由)=8:45 小岩内登山口〜9:02 発―9:36 姥杉―9:54 嶽薬師―10:09 姥杉―10:41 小岩内登山口=(R.7 経由)=12:20 新潟
 日本海の海岸平野部と荒川、女川の間に挟まれた一帯には、標高200〜400m程度の山塊が広がり、朴坂山塊と呼ばれる。嶽薬師は、荒川河畔にあり、三角形の山頂が良く目立つ山である。山頂にはお堂があり、麓の小岩内から参道が通じている。

 午後から天気が崩れるとの天気予報を信じて、軽い残雪の山として若ぶな山を登ることにして出かけた。新潟バイパスに乗ると、飯豊や五頭山の眺めが広がり、登山の期待が高まった。ところが、北の方に広がっていた黒雲は、内陸部に進んでいき、新発田付近からは雪が降り出した。昨日のように雪と晴れ間が繰り返されることを期待して、とにかくわかぶな高原スキー場まで進むことにした。わかぶな高原スキー場に入ると、本格的な降りになって、ゲレンデは真っ白になっていた。若ぶな山は諦めて、他の山を考えることにした。この悪天候でも登れて、家により近い山ということで、嶽薬師を登ることにした。
 小岩内登山口に到着してみると、集落内の人総出で、畑の脇に電気柵を巡らせていた。このあたりの山となると、熊やイノシシでもないだろうから、猿避けであろうか。
 働く人を背後にして、登山道に進んだ。緩やかな尾根通しの道が続く。雪は完全に無くなっており、ユキツバキやショウジョウバカマ、ナガハシスミレに加えてイワウチワの花が咲いていた。歩き初めは青空も広がって、若ぶな山を諦めたのは失敗であったかと後悔したものの、すぐに黒雲が広がって雪が降り出した。
 姥杉に出て、老木を眺めることになる。登山道は木の下を通過しているため、少し離れた所から眺められる雪の時期の方が、木を眺めるには良い。
 姥杉を過ぎると、急斜面の登りになる。右寄りに登っていき、立岩の下に出ると、左に方向を変えてトラバース気味の登りに変わる。うがい清水に出ると急坂は終わり、後は尾根沿いの登りをもうひと頑張りすることになる。
 雪は激しさを増して、吹雪に変わった。頂上に到着してお堂の背後に回るが、高坪山の眺めも完全に隠されていた。
 ともかく山登りを行えたことに満足して山を下ることになった。

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