笠峰

笠峰


【日時】 2014年3月23日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 白山・粟ヶ岳山塊
【山名・よみ・高・三角点・県名】
 笠峰・かさみね・483.8m・三等三角点・新潟県
【コース】 小乙林道より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/越後白山
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:35 新潟=(R.49、亀田、R.403、加茂 経由)=7:40 小乙〜8:10 発―8:30 橋―9:13 取り付き―9:47 笠峰〜10:16 発―10:30 取り付き―10:47 橋―11:05 小乙=(往路を戻る)=13:10 新潟
 新潟平野の縁に沿ってひろがる白山・粟ヶ岳山塊は、白山から宝蔵山、さらに鞍部の橋立を経て、権ノ神岳から粟ヶ岳に続いている。橋立への麓からの登山道としては、上高柳と小乙からの道が利用されているが、橋立から西に延びる稜線が二つの集落を隔てている。この稜線上にある483.8mの三角点ピークは、地図には山名は記載されていないが、笠峰と呼ばれている。

 笠峰には高柳側から登っていたが、南斜面に伐採地が広がっているのを見て、小乙側から登れるのではと思っていた。昨年の11月30日に小乙から入山すると植林の作業道が山頂近くまで続いているのを確かめることができた。この時はヤブコギで登頂もしたが、スノーシュー歩き向きのコースであることが確かめられた。スノーシューの季節も終わりに近づいているので、偵察の結果を利用するためにも笠峰に出かけることにした。
 小乙の集落内に進むと、車の置き場所が問題になるが、民家の尽きる手前に空地があり、その路肩に幅寄せして車を停めた。直進する道は、一車線幅で除雪されていたが、登山口に至る小乙林道は雪に閉ざされていた。
 林道の入り口でスノーシューを履いて歩き出した。標高が低いためか、雪は柔らかく潜る状態であった。残雪に覆われた林道歩きで問題になるのは谷への滑落や雪崩であるが、作業道の取り付きの橋までは、周囲の斜面の雪も少なく、問題なく歩くことができた。
 橋を渡った所から作業道に進む。すぐに二手に分かれるが右の道に進む。カーブを交えながら高度を上げていく。林道の終点まで進んでしまうと、尾根上に出るのに急斜面を登る必要が出てくるので、尾根の途中で作業道から分かれる必要がある。様子をうかがいながら登っていき、標高330mのカーブ地点で尾根に取りつくことになった。
 杉の植林地の中の歩きやすい所を選んで登っていくと、周囲には雑木林が広がるようになった。尾根の傾斜も緩やかで、歩きやすい尾根であった。
 最後の斜面を登り切ると、笠峰の山頂に到着した。雪陵の向こうに前宝蔵山が大きく広がる眺めは素晴らしかった。雲が多く権ノ神岳や粟ヶ岳は隠されていたが、展望を楽しむには充分であった。
 橋立への下り口まで進んだが、風が冷たく長居はできなかった。尾根の下り口付近は矮小化したブナが並んだ幅広尾根で、団体で休むにはこちらの方が良い。
 笠峰からは気持ちの良い下りになった。飛ばし過ぎたせいもあるが、最後の林道歩きでは疲れも出てきた。

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