城山

城山


【日時】 2014年2月23日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 川内山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 城山・じょうやま・295.8m・四等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/御神楽岳/越後豊川
【コース】 栃堀より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:30 新潟=(R.49、津川、上川 経由)=8:05 栃堀〜8:35 発―9:46 城山―10:55 栃堀=(往路を戻る)=12:30 新潟
 城山は、県道室谷津川線で、御番沢川を渡った先の栃堀の集落の背後にたたずむ里山である。山城があったようであるが、詳細は不明である。山頂には杉の大木があり、南の台地には湿原が広がっている。

 いささか不完全燃焼に終わった前日のリベンジとばかり、再び津川に向かった。目標の山は、箕輪山。東の雲和田から林道を使ってアプローチするつもりであった。津川に近づくと、本降りの雪になった。これでは無理かと思ったが、とりあえず雲和田の偵察と思って、津川から林道に進んだ。少し上っただけで、一気に雪が増えた。林道は除雪が行われていたが、昨晩にまとまった雪が降ったようである。山奥に進むとさらに雪の量が増えて、20センチほどにはなりそうであった。箕輪山は次の機会ということにして、車をユーターンさせた。
 予備の山ということで、城山に向かうことにした。城山は、2009年12月30日に小瀬ヶ沢山と合わせて登って以来ということになる。山自体は、普通の里山であるが、東に大きな谷地が広がっており、雪原の眺めを楽しむことができる。
 栃窪の集落を抜けかかったところに大山祇神社があり、その脇に除雪スペースがある。道路脇のお堂の他に、一段高いところに奥宮があり、パイプの手すりが雪の上に頭を出していた。
 車の脇でスノーシューを履いて歩き出した。まずは、急坂を登って奥宮のある広場に出た。お宮の背後は急斜面なので、左手に少し移動してから登りだした。杉林の中をひと登りすると、伐採地か休耕田なのか雪原になった台地にでる。
 前回のデーターをもとにしてルート設定してあったが、地形は複雑で、木立もあるため、その通りには歩けない。前回迷った手前の尾根に入り込まないようと意識しすぎで、北に膨らみ過ぎて、コースを修正することになった。GPSの練習にはもってこいのコースである。
 前回は、途中から夏道の跡を見つけてこれを辿ったが、今回は雪も多く、沢のトラバースはできなかった。谷地の東でそのまま急斜面を登ると、城山から南に下ってくる尾根の末端に出た。西側には谷地が広がっているのを見下ろすことができた。
 谷地にも興味があったが、まずは城山の山頂を踏んでおくことにした。尾根を辿って僅かに下ると鞍部になり、ここから西に杉林の中を下れば谷地にでることができる。
 傾斜の増した尾根を登っていくと、ひと汗かいて城山に到着した。山頂には、杉の大木が立っている。雑木林の間から、常浪川や八田蟹の集落を眺めることができた。雪は降ったり止んだりであったが、雲によって眺めが所々隠されていた。
 ひと休みの後に下山に移った。締まった雪の上に新雪が乗って、下りは滑りやすくなって足元に注意が必要であった。
 鞍部から杉林の中を下っていくと、一面の雪原になった谷地にでた。前回は雪もまだ少なく、枯草が頭を出していたが、今回は一面の雪原が広がっていた。雪原の中央に出て振り返ると、雪原の上にこんもり頭をもたげた城山が姿を見せていた。
 谷地の東に沿って延びている尾根に登り返すと、行きのトレースに出会うことができた。後は、修正を加えながらトレースを逆に辿ることになった。
 帰宅後、記憶も新たなうちに城山へのルート設定を行った。行きは東の谷地を通過して、東から鞍部に登り、帰りに西の谷地を訪れるというのが良さそうである。

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