古城山

古城山


【日時】 2014年2月11日(火) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 古城山・こじょうさん・283m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新発田/菅谷
【コース】 箱岩より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:30 新潟=(R.7、七社 経由)=7:25 箱岩〜8:05 発―8:50 箱岩峠―9:13 登山口―10:15 古城山〜10:30 発―11:05 箱岩峠―11:29 箱岩=(往路を戻る)=12:40 新潟
 櫛形山脈は、日本海沿いに広がり、胎内川と加治川によって両端が切りおとされる、全長約13キロメートルの山塊である。25000分の1図に山脈と記されている唯一の例といわれ、日本一のミニ山脈と呼ばれている。北部の白鳥山から鳥坂山、櫛形山を経て大峰山に至る縦走路は、良く知られているが、それより南部の箱岩峠に至る縦走路は、良く整備されているにもかかわらず歩く者は少ない。古城山は、箱岩峠の北1kmにあるピークである。

 日曜日には、新潟市内でも今年一番の積雪となり、自宅の駐車場の雪かきを行うことになった。市内の雪は翌日にはあらかた消えたが、火曜日の建国記念日では、新雪に悩まされそうであった。遠出は諦めて、近場の山ということで古城山に出かけることにした。ここのところ、これまで歩いたスノーシュー歩きのリストの中から、簡単なものから選んで出かけている。
 国道を七社の交差点で分かれて箱岩集落を目指すと、道路も圧雪状態になったが、きれいに除雪してあった。箱岩集落を過ぎた先で除雪は終わっていた。雪の状態を見ると、昨晩も積もったようで、新雪が深い状態であった。スン―シューにイクステンションを付けることにした。
 箱岩峠までは車道歩きであるが、脛まで潜る雪のために喘ぎながらの歩きになった。杉の木が頭上にかぶさるところでは、雪は少なくて歩きやすかった。吹き溜まり状態の車道が予想以上の難所になっていた。
 時おり小雪が舞う天気で、箱岩峠に出ても、二王子岳方面の展望は閉ざされていた。箱岩峠が第一の目標地点であるが、その次の大峰山の登山口まで、まだ林道歩きが続く。あいかわらず深い雪に耐えながらの歩きが続いた。雪が無ければ、時間の記録を付けるのも省略したくなる距離であるが、たっぷりと汗をかいて登山口に到着した。
 登山道に入ると、雪も若干少なくなって歩きやすい状態になった。全般的に積雪量は少なく、三角点手前の、トラバースからヘアピンを描いて尾根上に出る難所も、登山道を辿ることができた。ベンチの置かれた三角点広場も、展望は雪雲に隠されていた。
 三角点広場の先で、登山道から分かれて、尾根沿いに古城山の山頂を目指した。山城跡ということで、空堀や土塁跡と思われる段差を幾つも越えていくことになるが、雪が少なくて藪が出ているため、乗り越すのに苦労することになった。
 古城山の山頂は、木立に囲まれていて、展望は閉ざされている。腰を下ろして大休止にしていると、日も差してきて、木立に積もった新雪がばさばさと音を立てて落ち始めた。
 下りは、自分自身のトレースに助けられて気楽な歩きなった。登山道まで戻ると、他の登山者が歩いて、しっかりしたトレースができていた。箱岩峠まで戻ると、箱岩と菅谷集落の双方から登ってきた者がいることが判った。車に戻ると、単独行が下山後の片づけをしていた。菅谷組はどうしたのかは判らない。古城山の山頂下を抜けていったのかもしれないが、大峰山まではこの日の雪の状態では難しい。少なくとも古城山を目的地としていないことは確かである。

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