日向倉山

日向倉山


【日時】 2014年2月2日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 会越国境
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 日向倉山・ひなたくらやま・605.4m・三等三角形・福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/柳津
【コース】 黒沢より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:40 新潟=(R.49、西会津、R.400 経由)=8:10 黒沢〜8:43 発―9:08 鉄塔―10:05 日向倉山〜10:12 発―10:39 鉄塔―10:55 黒沢=(往路を戻る)=13:00 新潟
 日向倉山は、柳津近くの只見川左岸に連なる稜線沿いの山である。三島町西方地区と柳津町を結ぶ、かつて塩の道として使われた西方街道がこの山の西側から南側を巻いて通過している。

 先週と同じく土曜日は晴でも日曜日は雨という予報が出ていた。とりあえず、内陸部で雪になることを期待して、西会津付近の山の計画を立てて寝た。起きてみると、曇り空で山歩きに支障の無い状態であった。
 幾つかの候補の中から、以前から気になっていた日向倉山を選んだ。日向倉山は、国道400号線を通る際に、山裾を通ることから気になっていた山である。国道400号線は道幅も細いところもあり、新雪直後では最終集落の黒沢まで辿りつくのが困難になるが、ここしばらくは本格的な雪は降っていないことからも、今回はねらい目となる。
 西会津から国道400号線に進むと、黒沢集落で冬季閉鎖になる。後で気が付いたのだが、黒沢集落では、直進する国道から集落内に向かって左に道が分かれる。幅広の左の道に進むと民家の奥で除雪終点になっていたので、その手前の路肩に車を停めて山歩きの支度をした。
 除雪終点でスノーシューを履こうとして先を見ると、地形図に描かれている破線道の入り口ではあるものの、沢が入り込んでいて先には進めない状態であった。下に国道が走っているのが見えた。民家の庭先から国道に下りて行く踏み跡道が雪の上に続いていたので、これを辿って国道に下り立った。沢を渡る橋の先で除雪終点になっていた。ちょっとした間違いはあったものの、スタート地点に立つことができた。
 除雪終点から南東に上がっていく尾根を辿ることにした。伐採地の雪原をひと登りして、杉林の広がる尾根に取りついた。見晴らしが利かないので、GPS頼りの登りになった。ひと登りすると、「東北幹線No.53」と書かれた送電線の鉄塔下に出た。
 細尾根を登っていくと、右手から延びてきた尾根に乗った。左に方向を変えて沢の源頭部を横断してからは、幅広斜面の急登りになった。締まった雪で歩きやすい状態ではあったが、昨日の歩きのために足は重かった。ようやく傾斜が緩むと、西会津町と柳津町との町界線に出た。ひと登りして右にコースを変えると、日向倉山に到着した。
 日向倉山の山頂は雑木林に囲まれており、只見川沿いや新潟・福島県境の山も木立の間からうかがうことができるだけであった。特徴の無い山頂ではあったが、気になっていた山に登ることができて満足した。
 下りも、雪がほどほどの堅さのため、快調に歩くことができた。そろそろスノーシュー歩きも、少し長めのコースを考えても良い時期になったようである。

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