馬立山

馬立山


【日時】 2014年1月18日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 会津
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 馬立山・うまたてやま・488.1m・二等三角点・福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/喜多方/坂下
【コース】 飯豊檜枝岐大規模林道入口より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:35 新潟=(R.49、会津坂下、R.252、滝谷川橋、大規模農道 経由)=9:00 飯豊檜枝岐大規模林道入口―10:55 馬立山〜11:13 発―12:00 飯豊檜枝岐大規模林道入口=(大規模農道、新鶴、塔寺、R.49 経由)=14:50 新潟
 馬立山は、只見川左岸の柳津の東に連なる会津盆地の縁をなす丘陵地にあるピークである。

 今年の干支の山として猿ヶ馬場山に登ったが、他にこの時期に適当な山が無いかと探していくと、福島県の柳津近くに馬立山というのが目にとまった。馬立山の東側に飯豊檜枝岐大規模林道が通っているが、これは冬季閉鎖のはずである。この林道は山の南側で柳津と新鶴を結ぶ大規模農道にぶつかっており、この道は山間の集落を結んでいるため、冬季も通行できるはずであった。
 この一週間は、寒波が日本を覆い続けたが、この土曜日はようやく天候も安定するようである。車の運転も問題なさそうなので、馬立山に向かうことにした。
 雪は止んでいたものの、県境を越えると道路の雪も圧雪状態になって、スピードは上げることができなくなった。柳津の先から大規模農道に進んだ。二車線の立派な道で、除雪もしっかりされていたが、アップダウンがあった。帰りは新鶴側に出たが、こちらからの方が、直線の道が続いて、運転は楽であった。
 橋やトンネルを抜けていくと、飯豊檜枝岐大規模林道の合流点に出た。予想通りに雪に埋もれていた。工事が進まないために中止になった大規模林道であるが、完成した区間を訪れてみても、なんでここに立派な道が必要なのだろうという疑問がきまって湧いてくる。路肩の空き地が無かったので、路肩に車を寄せて停めた。
 新雪に対応するためにスノーシューにイクステンションを付けて歩き出したが、雪の上に立つと、新雪が深く、一歩ずつが大変なアルバイトになった。まずは、林道を600mほど進むのだが、息を整えるために、途中で立ち休みをする必要があった。
 494m小ピークの東の肩を狙って杉林の中を登りだすと、雪も締まっており歩きやすくなった。
 尾根の上に出ると、境界見出し標のプラスチック板と赤テープが連続的に続いていた。この先は、多少のアップダウンがあるものの、登りに息を切らせるようなこともなかった。雪もほどほどの堅さで歩きが難しくなるほどではなかった。ナラの立ち枯れが目立ち、倒れて他の木にひっかかっている大木もあって、下を通るのが危険なものもあった。
 赤テープに導かれるように歩いていたが、393標高点の北側に落ち込む尾根に沿って境界見出し標が逸れていっており、この分岐では間違った方向に引き込まれないように注意が必要であった。青空も出てきて、雪を被った林の中を歩くのも楽しくなった。
 最後にひと登りすると、馬立山の東の肩に出た。登りついたところの方が、三角点の置かれた高まりよりも少し高いように思えた。ここで、古いスノーシューのトレースが現れ、これを辿るように進むと、馬立山の山頂部に到着した。休憩のための穴が掘られていた。このトレースがどこから登ってきたのかと先をうかがったが、雪に埋もれて消されていた。歩いてきたコースの途中にはトレースは見当たらなかったので、大野新田に至る八坂野川沿いの林道の途中から登ってきたように思われる。ただ、大野新田への林道の状況が判っていないと、このコースは採りにくい。
 山頂でひと休みした後下山に移った。自分のトレースを辿って歩くのは楽で、苦労することもなく車に戻ることができた。

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