重倉山

重倉山


【日時】 2014年1月12日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 粟ヶ岳周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 重倉山・しげくらやま・294.9m・二等三角点・新潟県
【コース】 中浦ヒメサユリ森林公園より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/森町
【ガイド】 なし

【時間記録】 9:40 新潟=(R.49、茅野山IC、R.403、新津、加茂、R.290、上谷地、中浦 経由)=11:00 中浦ヒメサユリ森林公園〜11:28 発―12:30 重倉山―13:04 中浦ヒメサユリ森林公園=(往路を戻る)=14:50 新潟
 重倉山は、粟ヶ岳の西山麓にある里山である。麓に「中浦ヒメサユリ森林公園」という、野外レクリエーション施設が設けられ、そのためにハイキングコースとして遊歩道が整備されたようである。

 日本海側を低気圧が通過して天気は崩れ、朝起きると道路に雪が積もっていた。朝食をとってぐずぐずしていたが、連休三日目も天気が崩れて山歩きができるか判らないので、とにかく出かけることにした。出発時間も遅くなっていたので、短時間で登れる山として、重倉山に出かけることにした。
 道路の雪も融けかかっていたものの、車のスピードをセーブしながらのドライブが続いた。下高柳から丘陵地を越えると、急に雪が多くなってきた。中浦の集落に入ると道路は圧雪状態になったが、しっかり除雪してあった。中浦の奥に鹿熊の集落があるので、そこまで除雪されているのは判るのだが、途中で分かれる中浦ヒメサユリ森林公園まで除雪されている。中浦ヒメサユリ森林公園の入り口の先の除雪終点部にバックで入って車を停めた。登山の身支度をしていると、車がやってきて他にも登山者かと思ったら、公園の入り口の広場を一周してそのまま戻っていった。
 新雪に対応するため、スノーシューにイクステンションを付けて歩き出した。除雪終点の山を越して林道に立つと、いきなり膝上まで潜ってしまった。最大級の深雪の歩きなった。わかんではとても歩けないであろう状態である。田圃の脇を歩いて重倉山の山裾に取りつくが、ここまでが一番の難所であった。山の麓付近に広がる杉林に入ると、雪も締まって歩きやすくなった。林道と分かれて枝尾根を登り、190m小ピークの鞍部に出ると、その後は林道を辿ることになる。
 林道は九十九折を繰り返して急な所は無いが、木が雪で倒れこんでおり、掻き分けるのに雪を頭からかぶることになった。吹き溜まり状態で、雪の中でもがくようなところも出てきた。周囲の木立も雪をかぶって、低山とは思えない雪山の風景を見せていた。
 傾斜が緩むと、山頂の北側に広がる台地に到着する。三角点の置かれた山頂までは、平坦な道をもうひと頑張りすることになる。
 重倉山の山頂は、すぐ奥に送電線の鉄塔が立っているのが、少し目障りである。大汗をかいてようやく登ってきたこともあり、低山であっても充実感を味わうことができた。
 下りは、自分のトレースに助けられて、気持ちよく歩くことができた。
 重倉山は、登山口までの除雪も行われ、冬季には登る者もいないことからスノーシュー歩きに良い山である。

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