赤崎山

赤崎山


【日時】 2014年1月5日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 赤崎山・あかさきやま・371.9m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/津川
【コース】 赤湯登山道
【ガイド】 雪山は無し

【時間記録】 6:30 新潟=(R.49、津川、R.459 経由)=7:55 レイクサイト角神駐車場〜8:25 発―9:19 林道分岐―10:25 展望台―10:40 赤崎山―10:53 展望台〜11:07 発―11:48 林道分岐―12:24 レイクサイト角神駐車場=(往路を戻る)=14:00 新潟
 阿賀野川は、津川の手前で赤崎山にぶつかって大きく東に向きを変え、この山を半周して再び西の日本海に向かって流れていく。赤碕山は、現在では山頂直下まで林道が上がってきており、山頂付近は公園として整備されてしまっているが、阿賀野川へ落ち込む岩壁をめぐらした山頂は、会越国境の山々、さらに飯豊連峰の好展望台になっている。

 赤崎山には雪の時期に登ったことはなかったが、昨年の5月に赤湯登山道を歩いて、スノーシュー歩き向きのコースであると考えていた。林道歩きが少し長くなるが、今年は雪がまだ少ないので歩けるだろうと考えて出かけることにした。
 昨日は雨が降ったが、今日は一転して冷え込んでいた。赤湯登山道の入り口は赤湯温泉の駐車場前であるが、温泉客の迷惑にならないように、レイクサイト角神駐車場から歩き出した。
 登山道に一歩足を踏み入れると、足が取られるようになったのでスノーシューを履いた。しばらくは沢の左岸沿いのへつり道が続く。400mほど進んだ所にアルミパイプの橋があり、これを渡ることになる。ここまでの道は、本格的に雪が積もると、切り立った雪の斜面になって通過が困難になってしまいそうで、その場合には、一段上を走っている車道から下降する必要がありそうである。
 橋の上に載った雪を平らにならして、右岸に渡った。この後は、杉林の登りがしばらく続く。杉木立の中の雪は少なく、足をスムーズに出し続けることができた。緩やかに登っていって山の斜面にぶつかったところで、コースは右に方向を変えて沢を跨ぎ越して隣の尾根の登りになる。これをひと登りしたところで、今度は左隣の尾根の登りに変わる。登山道は歩く者が少ないため判りにくいが、地形図に記載されている破線は、実際の登山道と同じなので、GPSを利用できれば問題なく歩けるであろう。
 揚川東線No.3とNo.4の標識が現れると、その先で急な登りに変わる。杉林から雑木林の中の歩きに変わって傾斜が緩くなると、林道赤崎線に飛び出した。ここまでの登りとうって変って、雪が深くなって一歩を出すのが難しくなった。スノーシューにイクステンションを取り付けると、雪への沈み込みも少なくなって歩き続けることができるようになった。
 この後は、林道歩きをひたすら頑張ることになった。距離もあるが、林道に飛び出したのが標高250mなので、山頂まではまだ120mの標高差が残されている。400mピークを大きく巻いて高度を上げると、白髭山や土倉山、さらに棒掛山や黒崎山の眺めが広がるようになった。青空も広がっており、新年からの四連戦の中で一番の天候になった。
 森林公園の遊歩道を見送って林道を進んでいくと、展望台に到着した。案内板によると、これは「天女の花筏」と呼ばれるようである。展望台からは、黒崎山と棒掛山の眺めに加えて、阿賀野川が鋭いヘアピンカーブを描いて方向を変えるのを見下ろすことができる。アメリカの西部にコロラド川が馬蹄形に蛇行するホースシューベンドという観光名所があるが、ここも阿賀野川ホースシューベンドといって宣伝すれば良いのだが。
 ここからは、最後の登りになった。遊歩道の左側は断崖になっており、転落防止のための鎖が取り付けられている。大雪になってこれも埋もれて雪庇が張り出すようになっていたら、通過は諦めた方が良い。
 赤崎山の山頂には、テレビの中継アンテナと東屋が置かれている。この東屋は、「天空の風」と呼ばれているようである。残念ながら木立が延びて展望はあまり良くない。風が強いため、「天女の花筏」まで戻ったところで大休止にした。
 下りは、自分でつけたトレースに助けられて快調に下ることができた。

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