薬師山

薬師山


【日時】 2013年12月7日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 白山周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 薬師山・やくしやま・190m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【コース】 黒水登山口より
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:50 新潟発=(R.49、茅野山IC、R.403、新津、村松 経由)=9:00 下戸倉〜9:30 発―9:54 鎖―10:20 天狗の庭入口〜11:00 発―11:23 鎖―11:44 下戸倉=12:03 黒水―12:16 登山口―12:34 薬師山―12:56 松ヶ沢登山口―13:18 黒水=(往路を戻る)=14:30 新潟着
 粟ヶ岳の西斜面より流れ出る加茂川の右岸に薬師山がある。最近では登山者も多くなってきた猿ヶ岳と、国道290号線を挟んで向かい合う山である。地元の信仰の山のようで、山頂には石の祠が置かれ、登山道が付けられている。

 雨の土曜日になった。少し高いところでは雪になっているはずで、このような天候でも歩ける低山を考えることになった。先週の山の候補であったが残されている天狗の庭に出かけることにした。五泉市のホームページの白山の項で紹介されているが、「下戸倉が登山口。宝蔵山を見上げる位置となる山。宝蔵山へのルートは無く行止まりのコース。」と書かれているだけで、地図上のどこなのか全く判らない。初心者コースで上り1:30、下り1:10とあるので、登山道は整備されているように思われる。偵察のために歩いてみることにした。
 下戸倉の集落内に一旦入ったが、城ノ入川沿いの林道に入る道が判らず、一旦県道に戻って下戸倉のバス停から歩き出した。集落を抜けて城ノ入川沿いの林道にのると、城山の下を抜ける谷間の道になった。田圃が終わった所で、林道には鎖が掛けられていた。歩いてきたが、ここまでは舗装道路で車で入れる状態であった。
 沢沿いに歩いていくと砂防ダムが連続して現れて、三番目の砂防ダムで林道は終わりになった。終点広場には、天狗の庭の看板が置かれていた。
 看板の後ろから山道が続いていた。堰堤を越すと一旦河原に出たが、その先でしっかりした山道に変わった。谷奥には木立に雪が乗って真っ白になった山肌が広がっていた。左岸から右岸への渡渉箇所が現れた。連日の雨で水かさが増しており、浅瀬を探したが、渡ることを諦めることになった。対岸には山道が続くのが見えたので、さらに進んでから登りに転ずるのかとも思ったが、帰りに高みに向かう道は無いか探したが見当たらなかった。天狗の庭は、場所がどこかも判らず、来年の課題になった。
 このまま帰ったのでは、登山の記録にもならないので、家路の途中になる黒水の薬師山を登っていくことにした。
 県道脇の空き地に車を停めて歩き出した。岩野橋を渡ると、橋のたもとに薬師山城跡の説明板が置かれている。川沿いに進んで民家の脇を通り抜けると、河原に設けられた畑の脇を通る農道の歩きになる。農機具置き場らしい小屋を通り過ぎると、薬師山の登山口が現れる。
 薬師山はこれまで二回登っているが、いずれも積雪期であったため、登山道の状態は良く判らないままであった。杉林の中の丸太の階段登りが続いた。登る者も少ないようであるが、良く整備された道である。雑木林の広がる尾根に乗ってからも階段登りが続いて、息が切れた。歩行時間は短いが足慣らしには良い山である。
 薬師山の山頂は台地状で、石の祠が置かれていた。山頂には標柱が立てられて、四面に、「黒水北区→元狭口→芦ノ出方面」、「松ヶ沢〜土倉方面」、「出戸〜七谷小中学校方面」、「黒水方面」と書かれていた。登ってきたのは「黒水方面」からの登山道のようである。他の登山道を確かめるために北に向かって延びている登山道に進んだ。尾根沿いには空堀や土塁跡が良く残されていた。北に向かっていたので、黒水北区方面の登山道かと思ったのだが、途中で東北にコースを変えて160mピークの下に出てしまった。ここには松ヶ沢第二登山口と松ヶ沢登山口分岐の標識が置かれていた。松ヶ沢第二登山口というのが黒水北区方面のことなのか、途中で分かれる登山道を見落としたのかは判らない。
 雨が本降りになっており、少し藪っぽい松ヶ沢第二登山口への道を避けて、松ヶ沢登山口に下ることにした。杉林の中に下っていくと谷間に広がる田圃脇の登山口に下り立った。初回にこのコースは歩いているが、雪の無い時期は初めてなので、新たな気持ちで歩けた。後は車道歩きで車に戻った。いずれ、他の登山道についても確かめる必要がある。


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