菩提寺山

菩提寺山


【日時】 2013年11月24日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨後曇り

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 菩提寺山・けんがみね・248.4m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田、村松
【コース】 石油の里からの周回
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:10 新潟発=(R.49、亀田、R.403、白根安田線、金津 経由)=7:45 石油の里〜8:00 発―8:09 分岐―8:14 矢代田無線中継基地〜8:30 分岐―9:20 石油の里コース分岐―9:42 菩提寺山―10:07 白玉の滝コース分岐―10:35 石油の里=(往路を戻る)=11:40 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山が良く知られているが、最近では、菩提寺山や高立山もハイキングの山として、訪れるハイカーが多くなっている。菩提寺山は、新津市、小須戸町、五泉市の境界に位置しているが、それぞれ、石油の里、大沢公園、門前からの各登山道が整備されている。

 雨であるが山歩きをするため、菩提寺に出かけることにした。今年の1月27日に石油の里から歩き出そうとした時、雪の上のトレースから石油の里コースの西側の尾根に登山道があるらしことを知った。冬が訪れる前に登山道の状況を確かめておく必要があった。
 雨のためか、石油の里の駐車場に登山者の車は無かった。駐車場の奥の谷間に進んでいくと、右手に農作業小屋があり、その脇から枝尾根沿いの登山道が始まっていた。急な滑りやすい泥斜面であるが、ロープが取り付けてある。正式なコースなのか判らないが、登山道整備の手が加わっていることが判って、気楽に歩けるようになった。
 傾斜が緩むと、右にはっきりした道が分かれた。時間もあるので、この道がどこに通じているか確かめることにした。少し下ると平坦な道になり、進んでいくと矢代田無線中継基地に出た。ここには舗装道路が上がってきていた。地図を見ると、アンテナ施設の北東部に三角点が記載されていた。藪の中で三角点を探したが見つからなかった。帰宅後にGPSのログを地図上の落してみると、100mほど手前であった。別なアンテナ施設が、先にもう一つあるのであろうか。地図を見ていただけでは対応できない誤認であった。
 分岐に戻って菩提寺山に進んだ。小さなアップダウンがあり、それなりに足慣らしができる登山道であった。
 登山道の周囲は、モミジやカエデが美しい紅葉の風景を見せており、写真撮影のためにしばしば足を停めることになった。このコースは、晩秋の紅葉見物にお勧めのようである。途中、踏み跡が分かれるような所もあった。地図を見るとクレー射撃場の奥に出るような踏み跡もあったが、これは危なそうなので無視することにした。
 石油の里カースが合わさると、山頂まではもうひと頑張りになった。この分岐には、歩いてきたコースの案内は無かった。
 菩提寺山の山頂には、他の登山者も登ってきていたが、休まずに歩き去っていった。山頂から見える五頭山塊や菅名山塊も山頂部は雲に隠されていた。
 菩提寺山の山頂からは、先回の登山の際に知った一杯清水コースを下ることにした。先回は、雪道の歩きだったので、夏道の状態を確かめたいと思った。山頂の北端から金属製のテスリが連なる登山道が始まっている。丸太の階段が連続し、一気に高度を下げていく。
 幅広尾根に出た所で、登山道は右手の谷間に下っていくが、尾根沿いに踏み跡が続いていた。この踏み跡を確かめることにした。いつも歩いている白玉の滝への登山道とほぼ平行に幅広尾根を進んでいくと、尾根が細くなって急な下りになった。泥斜面で滑りやすかったが、ロープが連続的に取り付けられていた。尾根の末端近くで、白玉の滝コースに下り立った。このコースの取り付きに案内標識は無いので判りにくいが、すぐにこのコースも広く知られて、歩く者も多くなるのであろう。この後は、いつもの道を辿って石油の里の駐車場に戻った。
 昼になって雨も上がり、石油の里の前の中野美術館の庭で行われている紅葉祭り目当ての観光客が集まってきていた。  


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