笠菅山

笠菅山


【日時】 2013年11月23日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 五頭連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 笠菅山・かさすげやま・609.4m・三等三角点・新潟県
【コース】 中ノ沢より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/出湯、東赤谷
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:40 新潟=(R.49、三川、岡沢 経由)=8:45 中越幹線巡視路入口〜9:10 発―9:40 No.44鉄塔〜9:45 発―10:07 No.43鉄塔〜10:12 発―10:30 No.42鉄塔〜10:07 発―10:52 分岐―10:58 笠菅山〜11:09 発―11:13 分岐―11:24 No.42鉄塔―11:36 No.43鉄塔―11:47 No.44鉄塔―12:10 中越幹線巡視路入口=(往路を戻る)=13:20 新潟
 笠菅山は、五頭山塊の裏手にあたる三川温泉の背後に、新谷川と中ノ沢川に挟まれて立つ山である。標高は低いが、独立峰で、名前のように笠を置いたような形から周囲から良く目立つ山である。

 紅葉も里まで下りてきて、少し高い山は雪に覆われ始めている。この季節の山として笠菅山がお気に入りの山として挙げられる。登山道並みの送電線巡視路が整備されており、途中からは裏五頭の眺めを楽しむことができる。
 中ノ沢から笠菅山に登ったのは、2011年11月26日のことで、ほぼ同じ時期となる。先回は、登り口を探すのに少し手間取ったが、今回は状況が判っていて気楽な山歩きになった。
 中ノ沢集落手前の中越幹線巡視路の標識が置かれた林道入口に車を停めた。林道に車を進めることができるが、山頂までさほどの距離でもないので、ここから歩くことにした。林道を上っていき、砂防ダムの堰堤下を右に曲がると、その先に巡視路入口がある。その先に駐車スペースがあるので、車でここまで入ってくることもできる。
 山道に進むと、すぐ先に山小屋があり、冬支度のためか木の枝を縛っていた。
 昔は林道であったかと思われるような幅広の道が続く。カーブを交えながら登っていくと、右手の送電線の鉄塔が現れるが、そのまま直進する。緩やかに下っていくと沢に架かる木橋に出て、右岸の尾根の登りになる。
 登りを続けていってNo.44鉄塔に出ると、麓は紅葉に彩られ、稜線部はすっかり白くなった裏五頭の眺めが開けた。阿賀野川流域部は霧に包まれ、小ピークの頭が浮かんでいた。写真撮りのために、しばし足を止めることになった。
 この先は、No.43鉄塔とNo.42鉄塔が現れるが、特にNo.43鉄塔からの眺めが素晴らしい。No.42鉄塔を過ぎると、登山道の周辺に天然スギも現れるようになる。植林された杉木立は面白くないが、天然杉は風格がある。
 稜線部に出た所で巡視路から別れて、笠菅山の山頂に向かう。はっきりした踏み跡が続いており、この季節では歩きの支障はない。踏み跡は笠菅山の山頂の少し下を通過しているので、最高点を目指して薄い藪に入る。三角点が雪の中から頭を出していた。
 踏み跡をさらに進むと、少し下った先にテレビ中継施設がある。周囲には、ヘリで運んだ建設資材がブルーシートを被せた状態で半ば雪に埋もれていた。何かの工事が行われるのかもしれないが、完成は来年になるのだろうか。工事の作業員は、細越からの林道を使って登ってくるはずなので、そちらからの道もしっかりと整備されそうである。来年の宿題になろうか。
 テレビ中継施設の前からは、飯豊連峰の眺めが広がっているのだが、残念なことに雲がかかっていた。
 下りの途中、単独行が登ってくるのにすれ違った。笠菅山も少しづつ知られるようになってきているのかもしれない。


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