櫛形山

櫛形山


【日時】 2013年11月17日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 櫛形山・くしがたやま・568.0m・二等三角点・新潟県
【コース】 飯角コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/中条
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:35 新潟=(R.7 経由)=7:35 飯角登山口〜8:48 縦走路分岐―9:09 市ノ沢コース分岐―9:21 櫛形山〜9:25 発―9:36 市ノ沢コース分岐―9:54 縦走路分岐―10:25 飯角登山口=(往路を戻る)=11:35 新潟
 櫛形山脈は、2万5千分の1地形図に書かれているうちで最も小さい山脈として知られている。櫛形山は、山脈の最高峰で盟主の立場にあるが、ハイカーの人気では、大峰山に負けている。櫛形山の山頂付近には美しいブナ林が広がっており、日帰りの山としてもっと歩かれて良い山である。

 櫛形山脈のうち、飯角登山口から櫛形山までが歩いていなかったので出かけた。
 国道沿いのセブンイレブンの脇から飯角の集落に進むと飯角川に沿うようになった。民家に付き合ったところで左岸に渡ると、未舗装の林道になる。桜並木になった川沿いには、家庭菜園なのか農機具小屋が置かれた畑が広がっていた。ホタルの里ということで駐車場も設けられていた。
 車のすれ違い注意の細い林道を進んでいくと、カーブをしながら高度を上げていく道になった。沢に架かる橋の手前に駐車スペースがあったので、歩いて先をうかがうと、橋を渡った先にはゲートが置かれて進入できなくなっていた。
 車を停めて朝食をとっていると、一台の車が到着して、女性の二人連れが歩き出していった。この二人は山中では合わなかったことからキノコ採りのようであった。この日は、櫛形山付近の稜線部ではキノコ採りが大勢入っていた。飯角コースは、私の他に二人グループがいるだけであった。
 橋を渡ってゲートをくぐると、その先に、板額御前誕生の山居寺城跡の案内板が置かれた登山口があった。杉林の中を登っていくと、尾根沿いの登りになった。あまり利用されていないコースであるが、登山道は良く整備されていた。急な登りが続いたので、終盤になった紅葉を眺めながら体力を整えながら歩いた。
 標高400mの急坂の途中に山居寺城跡と書かれた標識が木に取り付けられていた。この上が城跡かと思って登っていったが、傾斜は緩んだものの、平坦地は現れなかった。結局、縦走路に出た所で、山居寺城跡の標識が置かれていた。標識の先端が三角形状になっていたので、尾根を下った先ということだったのだろうか。麓の説明板には、飯角登山道の途中にあるとも書かれているので、やはり標高400mの急坂上であったようにも思える。
 縦走路に出てからは、小さなアップダウンが続いてまだ頑張る必要があったが、美しいブナ林が広がるために、歩いていて楽しい道であった。
 登りの途中で登山者にすれ違っていたものの、櫛形山の山頂には、誰もいなかった。この山は、足慣らしがてら度々登っている者が多いようで、山頂もそのまま通過してしまう者も多いようである。飯豊連峰や二王子岳はすっかり白くなっていたが、もやって霞んでいるのは残念であった。
 縦走路分岐まで戻ると、そこからは一気の下りになった。
 歩いてみての飯角コースの感想であるが、登った道をそのまま引き返す必要があるため、櫛形山を登るには、森林公園からの周回コースを使うことになりそうである。


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