嶽薬師

嶽薬師


【日時】 2013年10月27日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 朴坂山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 嶽薬師・だけやくし・391m(386.7m・四等三角点)・新潟県
【コース】 桂より往復
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条、小国/坂町、越後下関
【ガイド】 無し

【時間記録】 6:45 新潟=(R.7、R.345、十文字、R.113、高田橋、R.290 経由)=8:00 桂橋〜8:28 発―8:46 林道終点―9:44 小岩内分岐―9:55 嶽薬師―10:09 小岩内分岐―10:52 林道終点―11:13 桂橋=(往路を戻る)=13:00 新潟
 日本海の海岸平野部と荒川、女川の間に挟まれた一帯には、標高200〜400m程度の山塊が広がり、朴坂山塊と呼ばれる。嶽薬師は、荒川河畔にあり、三角形の山頂が良く目立つ山である。山頂にはお堂があり、麓の小岩内から参道が通じている。

 土曜日に雨の中の登山を行ったので、天気は回復するようだが遠出はする気にならなかった。歩いていないコースとして、桂集落からの嶽薬師が思いついた。集落入口の桂橋のたもとに薬師山登山口の標識があり、小岩内からの登山道の山頂手前にも、桂への分岐の標識が置かれている。
 R.290の桂集落付近は土手上の道で路肩スペースが少ないが、橋の150mほど手前に空地があったのでここから歩き出すことにした。集落内に入って判ったことだが、車を停めるには、この空き地か、橋を渡った先の路肩に置くしかないようである。
 時折小雨が落ちてきたが、登山には問題の無い状態であった。川越しには朴坂山が大きく聳え、嶽薬師は左奥に目立たなく寄り添っていた。
 橋を渡って集落内に進むと、薬師山への案内板も置かれていた。案内板に従って沢を渡るとお堂があり、その先は未舗装の林道歩きになった。砂防ダムの手前で、林道は終点になり、サンバグラ遊歩道と書かれた標柱が置かれた山道が始まった。砂防ダムの堰堤を越して沢を二度跨ぎ越すと、杉林の中の登りになった。ひと登りすると、林道跡といった幅広の道に変わった。沢が荒れて、道が付け変わった感じであった。
 しばらくは台地を横切っていくような登りが続き、南側の沢に沿うようになった。この沢を越すと、再びトラバース気味の登りになって、別の沢に沿うようになった。
 沢から離れてトラバース気味の急登になると関川村と神林村の境界尾根に出た。ここが山頂近くの稜線のように見えたが、まだ先で、トラバース気味に進んだ後にもうひと登りして小岩内からの登山道に出ることができた。嶽薬師は、小岩内から積雪期にも良く登っているが、桂からの登山道はトラバース部分が多いので、積雪期には使えない。
 この先は歩きなれた道で、ひと登りで嶽薬師の山頂に到着した。雨雲のために高坪山や日本海も霞んでいた。登山者もおらず、風音だけがする山頂であった。
 歩いていない登山道を確かめたことに満足して山を下った。朴坂と桂集落の間は、歩ける距離なので、桂からの登山道は、嶽薬師から朴坂山への周回に使うのに良さそうである。


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