小枕山

小枕山


【日時】 2013年10月26日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 朝日連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 小枕山・こまくらやま・三等三角点・837.5m・山形県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/手ノ子/五味沢
【コース】 おぐに白い郷土の森より
【ガイド】 山と渓谷2001年9月号

【時間記録】 6:50 新潟発=(R.7、三日市、R.290、大島、R.113、小国、五味沢 経由)=9:10 おぐに白い郷土の森入口〜9:37 発―9:53 ABCコース分岐―10:02 水場―10:14 ACコース分岐―10:40 小枕山11:08 ACコース分岐11:28 ―ABCコース分岐―11:44 おぐに白い郷土の森入口=(往路を戻る)=15:00 新潟
 小枕山は、朝日連峰の祝瓶山の南にあるピークである。山麓の在所平一帯は「おぐに白い郷土の森」として、ブナの森の中に森林浴遊歩道が設けられている。

 紅葉の盛りになったが、あいにくの雨。雨の中でも余裕を持って歩け、紅葉の美しい山として小枕山に出かけることにした。
 出戸から大規模林道小国・真室川線に進み、高度を上げていくと、車道脇の木立も色づいてきたが、紅葉の盛りには少し早かった。トンネルを抜けた先には、進入禁止の木の柵が置かれていたが、脇にどかされていた。細くなった道を下っていくと、遊歩道入口に到着する。車が四台停められていたが、小枕山への往復では誰も合わなかったので、キノコ採りのもののようであった。この大規模林道は、完成に時間がかかったために途中で工事中止になったが、現在でも維持はされている。その利用者が山菜・キノコ採りと僅かな登山者だけというのは、どうしたものであろうか。
 雨具を着こみ、長靴で歩き出した。遊歩道入口には、ナラ枯れによる倒木に注意とあったが、確かに登山道に倒れこんでいる大木も何本もあり、脇に道が付け替えられているところもあった。
 ブナの原生林の中を登って行き台地に出ると、木立は緑が目立つようになった。金目川沿いの谷間よりも風当たりが弱くて暖かく、紅葉が遅れているようであった。
 ABCコースの分岐に出て、いつものようにCコースから登ることにした。左手に大回りしていくことになるが、小枕山は時間のかかる山ではないので森林浴のつもりで歩けば良い。半周して水場が現れると、中央のBコースが合流する。緩やかに登っていくと、Aコースが合流し、左に折り返すように登っていくと尾根上に出て遊歩道の終点になる。この先は登山道ということになるが、よく整備された道が続く。
 山頂までの尾根沿いは、モミジも交じって、美しい紅葉風景を見せていた。前ピークを越すと、滑りやすい急登に変わる。虎ロープも固定されているので、登りはともかく下りには役立つ。
 傾斜が緩んで灌木帯を進むと、小枕山の山頂に到着した。雲のため、風景は閉ざされていた。雨も降っているので、そのまま下りに移った。急斜面を下りきった後は、紅葉の写真を撮りながらの歩きになった。防水カメラは、雨の日の登山には役立つ。
 分岐に戻って、Aコースに進んだ。紅葉もまだであったので、そのまま歩き続けて車に戻った。
 11月に入ると林道の冬季通行止めが始まるので、小枕山の紅葉見物には、11月の第一週末がよさそうである。


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