新保岳

新保岳


【日時】 2013年9月7日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 葡萄山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 新保岳・しんぼだけ・852.2m・一等三角点補点・新潟県
【コース】 新保岳林道登山口
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/勝木/蒲萄
【ガイド】 新登山口については無し

【時間記録】 6:20 新潟発=(R.7、蓮野IC、R.113、荒川胎内IC、日本海東北自動車道、朝日まほろばIC、R.7、塩野町 経由)=8:20 新保岳林道登山口〜8:45 発―9:44 新保岳〜9:50 発―10:34 新保岳林道登山口=(往路を戻る)=12:40 新潟
 蒲萄山塊は、新潟県北部の、景勝地笹川流れのある日本海海岸部と国道7号線の間に広がる、南北24km、東西約8kmに及ぶ山塊である。新保岳は、この蒲萄山脈の最高峰である。一等三角点が置かれ、この山域では貴重な登山道が整備されていることから、登山者に親しまれている山になっている。長年親しまれてきた塩野町からの登山口が、広域林道新保岳林道の整備に伴い、標高480m地点に移り、登りのコースタイムも2時間20分から、1時間程に短くなった。これを補うかのように、日本海側の浜新保からの登山道が新しく開かれ、ブナ林をじっくりと楽しみながら登ることができるようになった。

 ようやく猛暑も収まったが、午後からは雨の予報。日曜日には、海外旅行の支度をする必要があり、近場の山を考えることになった。しばらく歩いていないコースということで、新保岳に出かけることにした。登山道の状態よりも、アプローチの林道がどれほど延びたかに関心がある。
 塩野町で国道から分かれて進む新保岳登山口への林道は、舗装されて車の走行には問題の無い道である。マクリ川を渡って沢沿いに進むと、林道が延びる前の登山口を通り過ぎる。車を停めて入口を見ると、立ち入り禁止の看板が置かれており、草が茂って登山道もすっかり消えていた。
 カーブを交えながら一気に高度を上げると、その先はトラバース気味の緩やかな登りになる。林道のカーブ地点に新保岳の登山案内板が置かれて、登山口はその先であるが、車はここに停めることになる。
 林道がどれほど延びているか確かめるために車を進めた。以前よりも先に延びていたが、前方にショベルカーや関係者の車が停まっているのが見えたので、引き返した。どうやら町界尾根が南に延びてきたところにある660m小ピークの北側の鞍部を越すような感じである。ここまで林道が延びれば、新保岳付近の薄い藪も考えれば、登立山までヤブコギデ達することができそうである。車を戻して歩き出した。
 枝尾根を登っていくと、以前にあった登山道が合わさるが、旧道は立ち入り禁止になっている。ブナ林の中に囲まれた尾根の登りが続く。このコースの魅力は、ブナ林の中の歩きといってよい。傾斜が緩んで尾根上に出ると、ここには以前展望台という標識が置かれていたはずだが、標識はなく、木が延びて展望も無くなっていた。
 緩やかに登っていくと、ブナ林に囲まれた小広場に出る。この先は、山頂めがけての最後の登りになる。足元が滑りやすく、ロープが取り付けられていた。
 急坂を終えると、新保岳の山頂に到着した。日本海や粟島の眺めを楽しめる山頂であるが、雲で隠されていた。浜新保方面の登山道をのぞくと、登山道はしっかりしているようで、テープも取り付けられていた。以前も途中ではっきりしないところがあった道ではあるが、現在のところ廃道にはなっていないようであった。
 下山途中、男女ひと組とすれ違った。車で戻る途中、工事関係者の車二台とすれ違った。工事は現在も行われているようだが、そのわりには進む具合は遅く、いつになったら浜新保までつながるのやら。


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