高坪山

高坪山


【日時】 2013年8月31日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 蔵王山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 高坪山・たかつぼやま・570.5m・二等三角点・新潟県
【コース】 黒川コースより
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/中条、小国/坂町、中条、越後下関、安角
【ガイド】 新潟日帰りファミリー登山(新潟日報社)

【時間記録】 7:00 新潟発=(R.7、新発田、黒川、蔵王 経由)=8:10 金峯神社横駐車場〜8:30 発―8:43 蔵王コース登山口―9:06 周回分岐―9:35 林道終点広場―9:49 蔵王山城跡―10:06 蔵王権現跡〜10:10 発―10:25 釈迦岳―10:51 高坪山〜11:10 発―11:22 荒川町分岐―11:44 周回分岐―12:06 蔵王コース登山口―12:16 金峯神社横駐車場=(往路を戻る)=13:30 新潟
 北は荒川、南は胎内川に挟まれた、日本海の海岸線に沿って南北に延びる低山帯を蔵王山塊と呼ぶ。高坪山は、この山塊の最高峰である。高坪山は、荒川町梨木からと黒川村蔵王からの登山道が、それぞれ周遊コースとして歩くことができることから、ハイキングの山として親しまれている。

 週間天気予報では雨であったのが、金曜日の夜に土曜曇りに変わった。遠出の用意もしていなかったので、近場の山ということで、高坪山を黒川コースから登りに出かけることにした。
 登山口の蔵王集落への入り方は少し判り辛く、地図を見ながらナビをセットすることになった。山に向かう車道を進むと、民家の途切れたところから直進するように未舗装の林道が延びている。林道に進むと、右手に金峯神社があり、その左手向かいに駐車スペースがある。林道を進んだ先にも駐車場があるが、草が延びているのを見て、ここから歩き出すことにした。車を停めると、アブが体当たりをしてきた。このコースはアブに時々悩まされることになった。
 歩き出しの林道は、意外に斜度がきつく、汗が噴き出てきた。この日は、台風崩れのフェーン現象で、昼には33度ほどまで上がって、暑さに耐えるきつい歩きになった。
 駐車スペースのある登山口から登山道に進んだ。林道はさらに先に延びているが、ブドウ園のために通り抜けできなくなっている。登山道に入ってひと登りすると東屋があるものの、歩き初めで、有難味はない。
 尾根沿いの歩きが続くが、アップダンがあり、周囲には杉林が広がって、あまり面白い道ではない。右手にブドウ園を眺めるようになると、高坪山山頂への蔵王コースへの分岐になるが、蔵王権現跡経由で登ることにして、葡萄園の外周部を巻いていく道に進んだ。
 新しく切り開かれた林道に飛び出して、左に進むが、すぐ先で行き止まりになっていた。戻って林道を下っていくと、葡萄園の入り口ゲート前に出て、ここから登山道の入り口になっていた。標高差にして40mほど下る迂回路で、判っていても気分の悪くなる道である。ここの葡萄を使ったワインは絶対に買わないことにしよう。
 用水路沿いに歩いていき、沢を跨ぎ越すと、その先で再び林道に飛び出す。林道歩きをしばらく続けると、登山道口に出る。ここからはようやく登山道歩きが続くようになる。 尾根沿いの登りを頑張ると、蔵王城跡に出る。ひと息いれて、さらに登りを続けると、小広場になった蔵王権現跡に出た。この付近からはブナ歩きが周囲に広がるようになって、吹き抜ける風も心地よくなった。
 登りをもうひと頑張りすると、胎内方面からの登山道との分岐に出る。案内板には未整備と書かれているが、歩けるようなので、秋になったら歩いてみよう。分岐のすぐ先が釈迦岳で、小さなアップダウンを繰り返していくと、大沢山や中山という山名も現れる。
 ブナ林を眺めながら歩いていくと、高坪山の山頂に到着した。気温が上がって、日本海や粟島の眺めも靄っていた。大休止の後に下山に移った。ブナ林の中の急坂をひと下りすると、尾根沿いの緩やかな道に変わる。5名グループとすれ違い、この日に出会った登山者はこれだけであった。高坪山は、暑さの厳しい時に登る山ではない。
 蔵王コースの途中から葡萄園に向かって下る道に進んだ。分岐に戻って登山口に戻る途中、車道が左手下に見えるところがある。坂を下って所で、南に分かれる林道跡があったので、林道に出られるかと思って進んでみた。夏草を踏みながら進んでいくと、溜池の堰堤脇に出て、そのすぐ下で林道に出た。林道を下っていくと、溜池の下を通り過ぎたところでゲートがあり、その脇をすり抜けると、すぐ先が登山口の駐車場であった。溜池脇を抜ける方が、余計なアップダウンがなく、近道であることが判った。後は林道を下って車に戻った。


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