虚空蔵山

虚空蔵山


【日時】 2013年2月9日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 五頭山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 虚空蔵山 こくぞうやま・361.5m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新発田/天王
【コース】 虚空蔵山登山口より
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:15 新潟発=(R.49、水原、出湯、R.290 経由)=8:20 虚空蔵山登山口〜8:45 発―9:06 鳥居―10:15 虚空蔵山〜10:32 発―11:01 鳥居―11:22 虚空蔵山登山口=(往路を戻る)=12:40 新潟
 虚空蔵山は、信仰の山として、多くみられる名前である。五頭山塊北部の金鉢山の西部に主稜線から外れてそびえる361.5mピークは虚空蔵山と呼ばれている。この山頂には、二段に重なった大岩があり、その名前に由来したと思われる二石神社が、山頂と麓に設けられていたが、現在は廃虚になっている。地図に記載されている道は、昔からの登拝道のようで、藪がかぶり気味であるが現在でも辿ることができるが、訪れる登山者はほとんどいない。

 三連休初日は、前日の荒天の回復待ちということで、近場の雪山を目指すことにした。五頭山塊の虚空蔵山は、先回登ったのが2005年12月であるので、山の情報を更新するためにも、このへんで登っておく必要がある。
 出湯に出て、R.290を新発田方面に向かう。湯沢の集落を過ぎると、田圃の中に杉木立が延びてきるのが見え、そこが登山口になる。虚空蔵山登山で問題になるのは、駐車場である。登山口にスペースはあるのだが、雪に埋まっている。交通量の多い国道なので、路上駐車はできない。幸い、200m戻った所にアンテナ施設があり、その脇に除雪されたスペースがあった。ここから歩き出すことにしたが、今後も虚空蔵山を登る際の駐車スペースとして利用できそうである。
 歩き初めは、林道跡を辿ることになる。杉林に囲まれた林道跡は、はじめはつぼ足でも歩けたが、次第に雪が深くなっていった。神社跡の石造りの鳥居が現れたところで、スノーシューを履いた。神社はすでに撤去されて、鳥居の先には石積みの土台が残されているだけである。
 虚空蔵山へは、沢に挟まれた中尾根を登る。沢を跨いで尾根に取りつくと、石の祠が置かれている。この先は、昔の参道と思われる切り開きを辿りながら登りを続けることになった。窪地状になっており、道ははっきり見極められるが、雪の無い時期の状態は不明である。雪の状態も良く、快調に登りを続けることができた。
 尾根が広がると道を見失ったが、疎林状態になって、道を辿らなくとも歩けるようになった。最後に緩やかになった尾根を進むと、右手の窪地に神社が現れた。壁は無くなっており、屋根と床だけになっていた。いつまでこの建物が持つのか判らない状態である。
 神社の先の高みが三角点の置かれている虚空蔵山の山頂である。小雪原になっているが、木立に囲まれて展望が無いのは残念である。雪の積もった林の美しさを楽しむことになった。
 下りは快調に歩くことができ、短時間で車に戻ることができた。
 虚空蔵山は、近場のスノーシュー歩きのコースであることが、確認できた。

山行目次に戻る
表紙に戻る