古惣座山

古惣座山


【日時】 2013年2月3日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 会越国境
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 古惣座山・こそうざやま・521.7m・三等三角点・新潟県、福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/徳沢
【コース】 福取トンネル出口
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:40 新潟発=(R.49 経由)=7:50 福取トンネル出口〜8:15 発―8:59 東の鞍部―9:35 古惣座山〜9:50 発―12:06 東の鞍部―11:36 福取トンネル出口=(往路を戻る)=12:40 新潟
 古惣座山は、一等三角点ピークとして知られている土埋山の北に位置する新潟と福島との県境沿いの山である。付近には、土埋山をはじめ福取山や兎倉山といったピラミッド型の山が聳えているが、この山は県境尾根上の高まりで、特徴のある形はしていない。

 昨年、2012年1月8日に古惣座山を登ろうとしたが、雪が固まっておらず、途中で引き返すことになった。宿題をかたずけるべく、再挑戦しに出かけた。
 登山口は、冬も除雪されている福取トンネルの会津側出口の駐車場。昨日の雪がうっすらと積もっていた。車の脇でスノーシューを履いて歩き出した。
 駐車場脇の雪壁の低いところから雪原に上がった。尾根に乗ると、カモシカの足跡が続き、これをしばらく辿ることになった。二ケタ国道脇にカモシカが住んでいるのは、驚きである。雪は湿雪状態で、昨年とは違って、歩くのは楽であった。
 福取集落から延びてくる林道に飛び出して、ここは左折。少し先で雪原になった畑地に出ると、林道は右にカーブしていくが、ここは直進する。正面の杉木立に入ると、窪地が続くことから道があることが判る。古惣座山も迫って見えてきた。
 谷間に出たところで、これを横断して杉林の広がる尾根沿いに登る。杉林が尽きると、目の前に古惣座山の東の肩部の峠が見えている。峠までは、距離は短いが急斜面なので、どのようなコースを辿るか、目で追って考える必要がある。尾根の延長部を登って高度をかせいだ後、左にトラバースしていく。足元の雪が崩れてもがくところもあったが、なんとか峠に到着することができた。
 この先が、今回の課題である。尾根の立ち上がり部は、地形図でみるよりも急で、雪庇ができてうねっていた。向かって左の斜面をしばらく登ってから尾根沿いに出ることになった。左から尾根が合わさる先で、幅広尾根になって傾斜は緩んだ。最初から左側の尾根を登った方が楽だったかもしれない。
 幅広尾根を進み、再び傾斜が強まって細尾根になると、雪庇も大きくなった。尾根上は通れず、雪庇下の段を辿ることになった。山頂が近づくと、幅広尾根に変わって、左に張り出した雪庇を見ながら歩くことになった。標高500強の低山とは思えない雪山風景であった。
 古惣座山の山頂は、なだらかな高まりであった。風当たりが強かったため、南側の雪庇の下に出てひと休みした。山頂からは福取山は目の前に見えていたが、土埋山は雲に隠されていた。
 古惣座山からの下山は、西尾根を辿ることも考えたが、林道歩きが長くなることから、来た道を引き返すことにした。家からも近い山なので、西尾根コースは、次の機会にとっておくことにする。
 下りは、雪もほどほどに柔らかく、登りのトレースにはとらわれず、急斜面を一気に下ることができた。

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