菩提寺山

菩提寺山


【日時】 2013年1月27日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 菩提寺山・けんがみね・248.4m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田、村松
【コース】 登り:石油の里コース 下り:一杯清水コース
【ガイド】 なし

【時間記録】 10:05 新潟発=(R.49、亀田、R.403、白根安田線、金津 経由)=10:40 石油の里〜11:14 発―12:05 菩提寺山〜12:14 発―12:23 一杯清水分岐―12:44 白玉の滝駐車場―13:04 石油の里=(往路を戻る)=13:40 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山が良く知られているが、最近では、菩提寺山や高立山もハイキングの山として、訪れるハイカーが多くなっている。菩提寺山は、新津市、小須戸町、五泉市の境界に位置しているが、それぞれ、石油の里、大沢公園、門前からの各登山道が整備されている。

 この週末は、今年一番の寒気が入りこんだ。土曜日の山はやめて家に閉じこもりになった。日曜日の山も諦めて、ゆっくり起きたところ、積雪も僅かで青空も見える状態になった。これでは山に行かなくてはと思ったが、時間は遅くなっていた。この時間からでも可能な山ということで、菩提寺山に向かうことにした。
 道路の雪も融けて、車の運転には支障の無い状態になっていた。アクセスと駐車場の関係で、石油の里から歩き出すことにした。到着して驚いたことは、登山口に近い所の駐車場は、町中のように、びっしりと車が並んでいた。自分もそうだが、他に行く山も限られて、菩提寺山に登山者が集まったようである。
 車の中でコーヒーを飲みながら外を見ていると、登山口とは反対の駐車場の奥の谷間に向かって歩いていく登山グループがいた。新しいコースが作られたのかと思ってトレースに従って進むと、谷の西側の尾根に取りついていた。ひと登りしたところで、林道を先に進んでいたグループが戻ってきて、コースを変えて再度登っていった。尾根を大きく迂回していくコースがあるようだが、人のラッセルの跡をついていくわけにもいかないので、本来のコースから登ることにした。このコースは、雪の無い季節に確かめてみる必要がある。
 正規の登山口にまわるのも面倒なので、谷間側から始まる未整備の遊歩道から歩き始めた。ジグザグに登っていくと、本来の登山道に出ることができた。公園内では、石油の掘削機械の展示物も整備が進んでいる。
 尾根沿いの登りが続く。トレースはしっかりしているので、スパイク付き長靴での歩きにしたが、ここのところスノーシューで歩いていたため、歩き方が違って足の筋肉に疲労を感じた。
 引き返してくる登山者にも多くすれ違った。急斜面を越した先には、ベンチも設けられていた。このコースを歩くのもしばらくぶりである。
 菩提寺山の山頂までは、ひと汗かいての到着になった。山頂で休む登山者も多かったが、駐車場の車の数から想像するほどの数ではない。高立山方面に進んだ登山者が多かったようである。風景を眺めながらひと息いれた。平野部の眺めは開けていたが、五頭連峰や菅名山塊の稜線部は雲に隠されていた。麓に広がる杉林を覆う新雪が美しかった。
 山頂から眺めていると、新しいコースが設けられていることに気がついた。入口には一杯清水へと書かれて、金属製のテスリが連続的に取り付けられていた。方向的に石油の里に戻れるはずなので、この新しい道を歩いてみることにした。
 登りに使えば、テスリにすがりつくことになる、階段が連続する急坂が続いた。しばらくは尾根沿いに下った後に、右手の谷間への下降になった。林道終点広場に下ると、すぐ先が、いつも歩いている林道から一杯清水への下り口であった。この先の一杯清水経由で白玉の滝へ下るコースはいつも歩いている。
 とりあえずの山であったが、新しいコースを歩くことができ、有意義な歩きになった。

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