天神山、松ヶ岳

天神山から松ヶ岳


【日時】 2012年1月24日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 弥彦山周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 天神山城址・てんじんざんじょうし・230m・なし・新潟県
 松ヶ岳・まつがだけ・174m・なし・新潟県
  (松岳山城址・まつたけやまじょうし)
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦
【コース】 丸小山公園より周回
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:30 新潟=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由 経由)=9:20 丸小山公園〜9:32 発―10:06 天神山城址―10:40 松ヶ岳―11:04 丸小山公園=(往路を戻る)=12:10 新潟
 天神山城址は、弥彦近くの岩室集落の背後にある山城である。城主の大国実頼は、直江兼続の弟である。二人は、樋口家に生まれたが、それぞれ、直江家と小国家に養子に入り、上杉家の重臣として活躍した。

 初冬の雨の日となると、山歩きはしなくてはと思っても、簡単に歩いて終わりにしたい。悪天候の日の山リストの中から考えて岩室の天神山城址を歩くことにした。
 丸小山公園の駐車場に車を停めて、コーヒーをまず飲んでいると、一人の登山者が歩き出していった。この単独行は、天神山城址への最後の登りですれ違うことになった。
 天神山城址の登山道は、2009年に放送された大河ドラマ「天地人」をきっかけに整備されたものであるが、一過性のブームに終わらず、現在でも親しまれている山になっているのはうれしいことである。
 雨具に長靴、傘をさして歩き出した。公園から、城門を模したような木のゲートをくぐって、作業道に進む。簡易水道施設に通じる道であるが、斜面を直線的に登っていくため、歩き初めで息が切れる。
 簡易水道施設の脇から尾根沿いの登山道に進むが、直に130m小ピークへの登りになる。ひと頑張りしてピークを越すと下りになって、林道の横断になる。この林道は、車で入ることはできそうであるが、まだ確かめたことはない。丸小山公園から石瀬峠への道があるようなので、それと合わせて一度歩いてみる必要がある。
 林道から先は、段々で整備された急坂になる。物見台に出ると一旦傾斜は緩み、ひょうたん池を右下に見下ろすようになる、再び傾斜が増し、ピーク手前の空堀を左に回り込みながら登っていくと、天神山城址に到着する。
 天神山城址は、木立が刈り払われて展望が広がっているが、この日は雨雲が垂れ込めて、平野部を見下ろせるだけであった。
 雨も本降りであったため、山頂の写真を撮っただけで、登山道を先に進んだ。山頂の先も、空堀のためか、短いが急な坂も現れる。ロープや段々が整備されているが、雨の中とあっては、滑りやすく足元に注意が必要である。
 石瀬峠への道を左に分けると、登山道は北に方向を変えていく。緩やかに下っていくと、牧場脇に出る。鉄条網が張られているが、牛のような動物は見たことがない。この先しばらくは、林道跡の歩きになる。細い登山道に変わって小ピークを越すと、松ヶ岳への最後の登りになる。ここでも空堀や土塁を乗り越す急坂が現れる。
 台地状の松ヶ岳からの下りは、散り残りの紅葉を眺めながらの歩きになった。九十九折で一気に下ると、岩室神社に出て、後は車道歩きで車に戻ることになる。
 天神山城址は、雨の日でも安心に歩ける山ということで、お気に入りである。

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