不動堂山

不動堂山


【日時】 2012年11月18日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 菅名山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 不動堂山・ふどうどうやま・557.4m・三等三角点・新潟県
 福連寺山・ふくれんじやま・180m・なし・新潟県
【コース】 不動堂沢周遊
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/村松
【ガイド】 新潟100名山(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:40 新潟=(R.49、R.403、新津、五泉、村松 経由)=7:35 福連寺山入口〜7:54 発―8:16 鉄塔―9:10 八合目直登コース分岐―9:20 不動堂山―10:29 鉄塔―10:37 福連寺山―10:49 福連寺山入口=(往路を戻る)=12:00 新潟
 不動堂山は、菅名山塊の南端にあり、主峰よりは一段低いものの、早出川のほとりに三角形の均整のとれた姿を見せる山である。また、福連寺山は、菅名山塊が早出川に落ち込む最後の高まりである。不動堂沢を挟んで不動堂山と向かい合い、小さいながらも独立した山の形をなしている。早出川を挟んで向かい合う雷山とともに「東光院物語」の伝説の舞台になっている。

 不動堂山は、午後から天気が崩れる時の、午前中に登山を終えることのできる山として選ぶことが多い。今回も、午後から雨という予報が出ていた。早めに家を出た。
 村松公園を過ぎると、雷山や不動堂山の眺めが広がる。紅葉も麓まで下りてきているが、奥の川内山塊が白く染まっていた。雪山シーズンも迫ってきた。
 いつものように福連寺山入口に車を停めて歩き出した。キノコ工場を通り抜けるが、最近では生産も盛んなようである。
 工場の背後の林道入口に駐車スペースがあるが、車は止まったおらず、この日は他に登山者には出会わなかった。
 しばらく谷間を進むと、杉林の中に登山口が現れる。しばらくは、杉林の中の九十九折の登りが続く。急斜面で息が切れるが、体力維持のためには丁度良い。
傾斜が緩むと、送電線の鉄塔の下に出る。鉄塔の周囲が刈り払われて、以前よりも展望が良くなっていた。白く染まった五剣谷岳が紅葉に染まった尾根の上に姿を見せていた。
 鉄塔から登りをもうひと頑張りすると、尾根沿いの登りに変わる。小さな高まりの乗り越しがあるが、緩やかに高度を上げていく道で、のんびり歩くことができる。紅葉も盛りで、カメラを首から下げて写真を撮りながらの歩きになった。
 谷向こうの尾根に回り込むと、ほどなく沢からの直登コースが合わさる。ここからは、もうひと歩きで不動堂山の山頂に到着する。風越山が目の前に大きく広がり、木立の間から川内山塊や白山・粟ヶ岳を眺めることができた。
 幸い天気はもっていてくれたので、福連寺山へと周回することにした。歩く者が少ない割にはしっかりした登山道が続いている。ブナ林の広がる尾根をしばらく辿った後に、風越山へ続く尾根から分かれて、右にコースを変える。急な下りで、一気に高度を下げた後は、緩やかな尾根歩きになる。
 この尾根も多少のアップダウンはあるものの、歩きやすい道である。福連寺山が近づく頃になると、風の中に雨粒が混じるようになってきた。
 鉄塔を過ぎると、福連寺山への急登になる。台地状の福連寺山の山頂からは、再び急な下りになる。泥斜面に落ち葉が積もって滑りやすく、足元に注意が必要であった。
 車に戻ると、雨も本降りになってきた。天気の予想が当たって、良いタイミングで歩くことができた。

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