天神山、城山

天神山から城山


【日時】 2012年9月23日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行 
【天候】 雨

【山域】 見附丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 天神山・てんじんやま・160m・なし・新潟県
 城山・しろやま・119.2m・三等三角点・新潟県
【コース】 大平森林公園より周回
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/三条/見附
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:00 新潟=(北陸自動車道、三条燕IC、R.8、自然公園 経由)=9:15 大平公園駐車場〜9:38 発―10:00 天神山分岐―10:13 176mピーク―10:25 天神山分岐―10:32 東屋―11:04 城山―11:14 元町神社―11:24 城見台―11:47 車道―11:57 大平公園駐車場=(往路を戻る)=13:50 新潟
 城山は、見附市のすぐ北側の越後平野の縁にのぞむ丘である。見附城がかつて置かれ、現地に立てられた看板の説明には、「見附城跡三条長尾氏の有力な武将丸田の右京之助の居城。謙信死後の家督戦争「御館の乱」に丸田氏は中越の諸豪族らと上杉景勝に抗し勇戦虚しく落城した」とある。栃尾と三条を結ぶ街道筋のおさえとして、重要な位置を占めていたようである。城山の東には、大平森林公園が設けられ、城山から森林公園に至る一帯には遊歩道が整備されている。

 トルコ旅行から戻って、その後片づけと休養で、土曜は山を休みにした。良く日曜日は久振りの山ということになったが、土曜日の晴天とはうって変って雨になった。とりあえず低山歩きということで、大平森林公園から城山まで歩くことにした。見附の城山には、1999年1月に登ってはいるが、この時は大雪であったため、大平森林公園までつなげては歩いていない。
 国道を離れて東に広がる丘陵をめざす。野球のグランドがあり、その前が城山の登山口になるが、大平森林公園から歩き出すことにして、車を先に進めた。大平森林公園には広い駐車場が設けられていた。本降りの雨にもかかわらず何台もの車が停められていたのには驚かされたが、これは溜池でヘラブナ釣りの大会が行われていたためであった。
 大平森林公園内には遊歩道が張り巡らされており、その中に天神山と呼ばれるピークがあるようであった。公園入口の案内図を見てもはっきりしないため、山勘で歩くことにした。
 公園内に進むと溜池の脇に出て、反時計回りに進むと食堂も設けられたレストハウスが現れた。その先でキャンプ場が右手に広がっていた。砂利道が丘方面に通じていたが、その先に山道が始まっていたので、これに進んだ。丸太の段々登りをひと頑張りすると、丘の稜線の一段下をトラバース気味に登るようになった。
 水平に伸びる遊歩道を横断してひと登りすると、稜線上の高みに出ることができた。左に少し進んだ所が最高点の天神山のようであったが、東にもう少し高いピークが見えたので、そちらもまで足を運ぶことにした。
 稜線通しに緩やかに下っていくと、森林公園から上がってきた遊歩道に出た。遊歩道はそのまま下っていっていたが、左に山道が分かれていたので、そちらに進んだ。雑木林の中をひと登りすると176mピークに出たが、山名標識のようなものは見当たらなかった。山道はさらに南に向かって通じており、185.9m三角点ピークへ通じているように思えたが、今回は引き返すことにした。
 天神山に戻り、少し進むと東屋の置かれた展望台に出た。眼下に森林公園の溜池を眺めることができた。ここは分岐になっており、左は森林公園に下る道であり、城山へは右の道に進むことになった。その先で小栗山集落への道が分かれた。この付近の丘陵地には、昔からの山道が多く残されているようである。
 この後は、ほぼ平坦な道が続いた。伐採された草地に出ると、前方に小高くなった城山の山頂が現れた。段々に整備された坂を登りきると台地状になった城山の山頂に到着した。山頂から下る道の途中には、幾つもの石仏が置かれていたが、雨の中とあって、ゆっくりと見ることができなかった。
 最後に神社に出て鳥居をくぐると車道に戻ることができた。後は車道歩きと思ったが、野球グランド脇に広がる自然公園の案内図を見ると、大平森林公園まで遊歩道が整備されているようであった。車道歩きは面白くないので、もうひと頑張りして遊歩道を歩くことにした。桜の植樹が行われている公園内を登っていくと、大平森林公園への遊歩道が始まった。公園内には幾本もの遊歩道が枝分かれするが、案内標識も整備されていた。
 城見台、続けて佐渡見台といった展望台を過ぎると、片平越という標識が現れた。その名前から判るように、急坂を登り切ると、その先は緩やかな稜線歩きが続くようになった。城山への遊歩道と同じように良く整備されていた。
 最後は車道に飛び出し、左に坂を下っていくと森林公園の駐車場に戻ることができた。
 今回は、様子が判らなかったので大平森林公園の駐車場から歩きだしたが、自然公園の駐車場から歩き出せば、185.9m三角点ピークを含めた大きな周回コースとして歩けるようである。初冬の低山歩きによさそうである。
 
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