三ノ峠山

三ノ峠山


【日時】 2012年7月8日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 長岡東山連峰
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 三ノ峠山・さんのとうげやま・468.6m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/長岡/半蔵金
【コース】 東山ファミリーランドより周回
【ガイド】 なし

【時間記録】7:00 新潟=(北陸自動車道、中之島見附IC、R.8 経由)=8:20 東山ファミリーランド登山者用駐車場〜8:45 発―9:32 三ノ峠山―9:41 分岐―9:57 ブナ平―10:22 遊歩道入口―10:34 東山ファミリーランド登山者用駐車場
 三ノ峠山は、長岡市街地から望む時、東山連峰の主峰の鋸山の前に見える前衛峰である。北西部の山腹に長岡市営スキー場や東山ファミリーランドが設けられ、野外活動の場として親しまれている。三ノ峠山への登山道は、一時期荒廃していたが、最近は整備が進んで、登山者も多くなってきている。

 日曜日は雨が回復するようで、家を出る時も曇り空であった。中越の山を目指して車を走らせていたが、車の中でニュースを聞くと、小千谷から先の関越道は不通で、尾瀬方面は大雨のようであった。予備の山と考えていた三ノ峠山に変更したが、長岡が近づくと、本降りの雨になった。
 三ノ峠山は、初回は半ヤブコギで登ったが、その後はスノーシュー歩きの雪山として登っており、最近整備されているらしい夏道は歩いていない。
 市営スキー場の駐車場の脇をかすめて、車道を先に進んだ。下から車道が合わさる所にトイレも設けられた駐車場があり、その向かいから遊歩道が始まっていた。ここから始まる遊歩道の走り具合が判らないので、さらに先に進んだ。東山ファミリーランドに出ると、牧草地が一面に広がっていた。高みに向かって車道を登っていくと、三ノ峠山登山者用駐車場という標識があったので、ここから歩き出すことにした。
 本降りの雨のため、しばらく車の中で待機してから歩き出した。
 草地の中の踏み跡を登っていくと、展望台があり、その奥から三ノ峠山への登山道が始まっていた。三ノ峠山を経て萱峠へ通じる道は、赤道コースと呼ばれるようである。
 登山道は、尾根の一段下に通じていたが、いつの間にか、幅広の道に変わった。堀状に削られているところもあって、古くから歩かれている道のようであった。地図を見ると、車道が西から接近しているところがあり、それが古くからの道であったように思われる。
 緩やかな登りがしばらく続いた。三ノ峠山の山頂が迫ってくると、尾根を絡みながら小さなカーブを繰り返すようになった。雨も止んで、周囲の緑に目をやる余裕が出てくると、白のホタルブクロが咲いているのが目にとまった。
 急坂を登っていくと、左手に小屋掛けが現れた。友遊小屋と呼ばれるようである。この小屋のおかげで、三ノ峠山は、冬にも登る者が多くなっているようである。スノーシュー歩きのお気に入りの山であったが、その魅力は薄れてしまった。
 小屋からは、ひと登りで三ノ峠山の山頂に到着した。木立に囲まれて展望も閉ざされているようであった。
 足を停めずに、そのままスキー場へ続く尾根へ進んだ。緩やかに下っていくと、左手に登山道が分かれた。そのまま直進して、スキー場経由でも下れるようであった、
 急斜面の下りがしばらく続いた。冬にスノーシューで登ってきても、苦労する所であるが、夏道として歩いても急斜面であった。緩やかになった尾根を下っていくとブナ平という看板のある分岐に出た。遊歩道がどのように通じているかは推測することは難しいので、とりあえず尾根をそのまま下ることにした。
 キャンプ場の手前で、左手の展望広場に進み、その後は赤松の道を下っていった。最後は、車道合流点にある駐車場の前に下り立った。あるいはもう少し近道になるコースがあったのかもしれない。後は、車道歩きを少し頑張り、最後は牧草地を直登して車に戻った。
 登山を終えて家に戻る途中、青空が広がるようになった。当初の予定の山で粘った方が良かったのかもしれないが、三ノ峠山の現状を知ることも必要なことであった。

山行目次に戻る
表紙に戻る