護摩堂山、高立山、菩提寺山

護摩堂山、高立山、菩提寺山


【日時】 2012年7月7日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 護摩堂山・ごまどうやま・271m・なし(268.3m・一等三角点補点)・新潟県
 高立山・たかだてやま・276m・なし・新潟県
 菩提寺山・ぼだいじやま・248.4m・三等三角点・新潟県
【コース】 大沢公園より周回
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田、村松
【ガイ】 なし

【時間記録】 8:40 新潟発=(R.49、茅野山、R.403、矢代田、林道長峰線 経由)=9:20 大沢公園〜9:40 発―10:04 護摩堂山ツナギガヤコース入口―10:25 護摩堂山〜10:50 発―11:02 菅沢口―11:46 高立山―12:25 菩提寺山〜12:37 発―13:12 大沢公園=(往路を戻る)=14:00 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山が良く知られているが、最近では、菩提寺山や高立山もハイキングコースが整備されて、訪れるハイカーが多くなっている。これらの山は、合わせて西山三山と呼ばれている。

 雨の週末になった。遠出は諦めることにして、護摩堂山のアジサイを見に出かけることにした。通常の田上登山口からでは物足りないし、アジサイ祭り期間中ということで、駐車場も混んでいるはずである。今回は、大沢公園から護摩堂山、高立山、菩提寺山の西山三山を周回することにした。個々の山は何度も登っているが、三山を周回する歩きは行っておらず気になっていた。
 大沢公園に到着してみると、本降りの雨になっていた。駐車場に他の車は無かったが、この時期では、護摩堂山に足が向いているのであろう。
 雨具のズボンに長靴、傘をさして歩き出した。気温も高く、平地と変わらないような低山なので、少々雨に濡れても気にならない。
 まずは、林道を南に向かう。大沢公園から護摩堂山へのコースは、中部北陸自然歩道「護摩堂山あじさいのみち」の一部になっている。途中で林道が分かれる部分にも、自然歩道の案内標識が置かれている。自然歩道になっているといっても、この道を歩くハイカーはおらず、車道を通る車も無い。周囲は濃い緑に囲まれて、山の奥地といった感じがする。雨の中を歩くには良いコースである。
 車道を歩いていくと、思ったよりも早く護摩堂山の登山口に到着した。以前、菅沢から登ったことがあるが、その登山口とも違うようであった。谷間と雨のためにGPSのログが途絶えていたが、五泉と新潟市の境を過ぎたあたりのようであった。
 急な登りが始まった。九十九折の登りを続けていくと、つなぎがや自生地の看板が現れた。親鸞聖人ゆかりの越後七不思議のひとつで、この木は、年ごとに葉が交互に表裏反転するという。説明を読んでも実際がどうなっているのか、判らなかった。
 つなぎがや自生地からは、ひと登りで、護摩堂山山頂直下の茶屋の脇に出た。いつもはこの下を歩いていたので、この分岐は気づいていなかった。
 今日の目的のアジサイは、丁度見頃になっていた。小雨が降っていたが、なんとか写真を撮ることができた。アジサイは晴天のもとよりは、雨の中の方が似合う気がする。
 アジサイ園でしばらく足を停めたが、頂上を踏んでから、菅沢コースに進んだ。このコースは、緩やかに下っていく尾根道が続いた。最後に、丸太の段々を下ると、車道に下り立った。
 高立山への林道の入り口は、向かいにあった。この林道は未舗装で、車の通行はできないと掲示してあった。しばらくは林道歩きが続く。左から林道が合わさると、高立山も近づいてきて、南登山口に到着した。林道跡を登っていくと、大岩の下に木のお堂が置かれた不動尊跡地に到着する。そろそろ疲れてきた足を進めていくと、高立山に到着した。雨雲の切れ間から、菅名山塊を望むことができたが、他の山は隠されていた。
 この後は、何度も歩いている区間となる。一般的な北登山口に下りてからは、しばらく林道歩き。再び菩提寺山への登りになるが、傾斜は緩やかなので、そう苦しくはない。
 菩提寺山の山頂に到着したところで、昼食にした。再び本降りになったが、屋根付きのベンチが設けられているので、落ち着いて休むことができた。
 最後に、大沢公園への尾根コースを下った。
 今回歩いたコースは、3時間半ほどかかって、雨の日に歩くのに手頃であることが判った。

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