鳥坂山

鳥坂山


【日時】 2012年7月1日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 板額峰・ばんがくみね・330m・なし・新潟県
 鳥坂山・とっさかやま・438.5m・三等三角点・新潟県
 ユズリハの峰・ゆずりはのみね・385m・なし・新潟県
 黒中山・くろちゅうやま・446.4m・四等三角点・新潟県
【コース】 登り:胎内観音コース 下り:黒中コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/中条
【ガイド】 このコースについては無し

【時間記録】 8:00 新潟=(R.7、中条 経由)=9:00 胎内観音〜9:13 発―9:47 板額峰―10:09 鳥坂山―10:24 ユズリハの峰―10:46 黒中山〜10:52 発―11:25 黒中山登山口―11:46 胎内観音=(往路を戻る)=13:00 新潟
 白鳥山と鳥坂山は、日本一のミニ山脈と呼ばれて親しまれている櫛形山脈の北端の山である。縦走路を初め、これらの山を中心にした登山道が何本も開かれている。

 しばらく歩いていないコースを考え、鳥坂山を板額峰経由で登ることにした。胎内観音脇の登山口は、広い駐車場が設けられて、交通の便が良いにもかかわらず、このコースを歩く者はあまりいないようである。
 登山口に到着して車を下りると、強風が吹いていた。鳥坂山と高坪山の間を、内陸部からの風が吹き抜けて、強風に変わっているようであった。駐車場には多くの車が停められていたが、登山者の車は無いようであった。
 登山口からしばらくは、荒れた林道歩きが続く。この道は、落石防止のための工事に使われたようである。標高差50mほど登ったところで、林道の終点となる。林道終点部は、石が散乱しているが、その奥に進むと、良く踏まれた登山道が現れる。
 下から見上げると、板額峰に向かっては崖状の急斜面に見えるが、登山道は、小さなカーブを繰り返して、無理なく登っていくことができる。斜面に露出いた岩には、金属ネットがかぶさられていた。登山者はあまりいないコースにもかかわらず登山道がしっかりしているのは、落石防止のための管理道になっているためかもしれない。
 標高差220m程を登ると台地になった板額峰に到着する。板額峰には、壁が空いた岩室のような建物があるが、その目的は判らない。胎内観音一帯を整備したのと合わせて、休憩所として造ったものかもしれないが、利用者はほとんどいない。
 板額峰から僅かに下った後に、標高差120m程の登りを頑張ると、鳥坂山に到着する。板額峰コースは、急登が続くので、足慣らしには良いともいえる。
 鳥坂山の山頂には、誰もいなかった。大峰山ならば、この季節でも大勢の登山者がいるはずなので、人が集まる山というのは判らないところがある。雲が多くなっていたが、粟島を良く眺めることができた。
 鳥坂山からは、黒中山まで縦走路を進んでから下山することにした。鳥坂山の山頂には、縦走路を進んだ方向に黒中山コースという標識も置かれているが、現地の登山コース案内図には書かれていない。
 鳥坂山から先の縦走路は、ユズリハの峰の乗り越しや、黒中山への登り返しで、もうひと汗かくことになる。黒中山に到着して、大休止を行った。
 黒中山コースは、尾根沿いの一気の下りが続く。しっかりした登山道ではあるが、落ち葉が積もって滑りやすくなっており、尻餅をつくことにもなった。
 尾根の末端に到着して驚いたことには、工事によってできた法面の上に出てしまった。転落に注意しながら、崖の縁を右に辿ると、階段状になった登山道に出ることができた。状況が変わりやすい低山ならではのことである。幅広の林道脇には、登山口の標柱が置かれていた。後は、30分程の車道歩きを頑張る必要があるが、整理体操と思って歩けば良い。

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