菱ヶ岳から五頭山

菱ヶ岳、五頭山


【日時】 2012年6月30日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 五頭山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 菱ヶ岳・ひしがたけ・973.5m・二等三角点・新潟県
 五頭山・ごずさん・912.5m・三等三角点・新潟県
【コース】 内ノ沢登山口より周回
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/出湯
【ガイド】 新新潟ファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:30 新潟発=(R.49、水原、R.290、村杉温泉 経由)=7:15 内ノ沢登山口〜7:30 発―7:49 村杉温泉分岐―8:40 笹清水―9:30 菱ヶ岳―9:50 与平の頭―10:55 五頭山―11:11 前一ノ峰〜11:25 発―11:37 三ノ峰分岐―12:01 長助清水―12:33 五頭山登山道入り口―12:46 内ノ沢登山口=(往路を戻る)=14:00 新潟
 菱ヶ岳は、新潟平野に面して加治川と阿賀野川の間に広がる五頭山塊の最高峰である。これまで菱ヶ岳へは、メインコースにあたる村杉温泉、裏コースといえる中ノ沢、さらに五頭山からの縦走路といった登山道が利用されてきたが、最近南の石戸集落から野須張峰へ登り、大日山を経て菱ヶ岳に至るコースも開かれている。

 梅雨の季節にもかかわらず晴天が続いている。といってもロシア旅行の疲れが残っており、足慣らしも兼ねて近場の山を歩く必要があった。結局、最近歩いていない菱ヶ岳と五頭山の間をつなげることにした。内ノ沢登山口からの周回は、最も一般的なコースであるが、縦走や裏五頭からのコースで歩いているだけであった。
 内ノ沢登山口のある旧スキー場の駐車場に到着してみると、登山者で賑わっていた。気温も高くなり、五頭山でも苦戦しそうな雰囲気であったが、新潟から近いこともあって、夏も登山者は多いようである。
 最初は、枝尾根をからみながらの登りで、足場も悪いところもある。急登がひと段落すると、村杉温泉からの登山道が合流する。この先は、緩急を繰り返す登りが続くようになり、息を整えながら歩くようになる。登山道は木立に囲まれているが、展望よりも日影が有難く思われるような季節になってきた。
 杉端の急斜面の下に到着すると、直登の冬道と、トラバースの夏道に分かれる。夏道に進んで尾根の下を巻いていくと、笹清水に到着した。暑さで体温も上昇していたので、水を飲んで元気を取り戻した。
 笹清水からは、急斜面の直登がしばらく続く。本コース一番の頑張り所になる。尾根上に戻ると、傾斜も少し和らいで、最後の登りを頑張ることになった。早くも下山してくる登山者にも出会うようになった。暑さを避けて、早朝登山を行っているようである。
 菱ヶ岳の山頂には、二名の先行者が休んでいた。菱ヶ岳の山頂は木立に囲まれて、面白くないので、そのまま先に進んだ。
 菱ヶ岳から五頭山への縦走路は、小さなアップダウンが続き、長く感じられる。今回のゴールである五頭山の山頂が、縦走路上からは見分けることが難しいのも、余計に遠くに感じる原因になっているのかもしれない。
 ようやく前一ノ峰が迫ってくると、登りが続くようになる。三叉路に出ると、登山者にも多く出会うようになった。五頭山の山頂まで進んでから引き返し、前一ノ峰の上で大休止にした。残雪模様を残した飯豊連峰も良く見えていた。この季節としては、良い展望であった。
 五頭山からの下りは、メインルートとあって、登山者にも多くすれ違うようになった。不思議なことだが、このコースは下りにしか歩いたことがない。暑さが堪えるようになってきたが、登りでバテテいる登山者も多かった。

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