大峰山

大峰山


【日時】 2012年5月27日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 大峰山・おおみねやま・399.5m・三等三角点・新潟県
 古城山・こじょうさん・283m・なし・新潟県
【コース】 馬越コースから箱岩峠へ
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟、村上/新発田、中条/菅谷、中条
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:10 新潟発=(R.7、七社、箱岩峠 経由)=9:15 溜池―9:46 馬越登山口―10:05 林道横断―10:18 大峰山―10:30 林道―11:12 古峰山―11:25 林道登山口―11:30 箱岩峠=(自転車)=11:48 溜池=(往路を戻る)=12:40 新潟
 櫛形山脈は、新潟県北部の日本海沿いに広がり、胎内川と加治川によって両端が切りおとされる、全長約13キロメートルの山塊である。25000分の1図に山脈と記されている唯一の例といわれ、日本一のミニ山脈と呼ばれている。北部の白鳥山から鳥坂山、櫛形山を経て大峰山に至る縦走路は、良く知られているが、それより南部の箱岩峠に至る縦走路は、整備されているにもかかわらず歩く者は少ない。2006年10月に、内陸側の菅谷からの登山道が整備されたことから、菅谷からの周回として、この縦走路を歩くことがしやすくなった。

 佐渡の日帰り縦走の翌日で疲れていたが、晴天の日になってしまっては、山に行かない訳にはいかない。最近歩いていないコースを考えて、菅谷起点で、大峰山から箱岩峠までの縦走路を歩くことにした。このコースは以前にも歩いているが、今回は、箱岩峠に自転車を置いて、車道歩きを短くすることにした。
 国道を七社でわかれて、箱岩峠に向かった。冬はスノーシュー歩きを楽しんでいる道であるが、菅谷への抜け道に使われているようで、通過車両は結構多い。箱岩峠の林道入口に車を置いて、菅谷へ下った。コミュニティーセンター前を通り過ぎて馬越登山口に向かうが、集落から先は登り坂が続くため、自転車だと登るのが辛くなりそうであった。一旦戻って、坂の途中にある溜池脇のスペースから歩き出すことにした。
 車道を歩いていき、T字路を左に進む。一車線幅の林道が続く。路面の状態は悪くはないが、対向車がくるとすれ違いに苦労しそうである。大峰山まではそうたいした登りでもないので、林道に入ってすぐの溜池の前後のスペースに車を停めた方がよさそうである。 地形図で破線が分岐するところが馬越登山口になる。右に分かれる道は、林道跡のようであったが、草に覆われていた。
 杉林が周囲に広がる谷沿いの歩きが続く。堰堤に突き当たると、左手斜面の九十九折の登りが始まる。この登りもそう長くは続かず尾根上に出る。ここには、尾根の下方向にも踏み跡が続いており、ニタ子沢という標識も置かれている。この道は、以前に歩いてみたが、最後は沢に出て道が消えて苦労した覚えがある。現在はどうなっているのであろう。 この分岐からは、ひと登りで林道の横断となる。登山道は緑の雑木林の中を登るようになって、気持ちも良くなる。箱岩峠への分岐、縦走路分岐、山頂迂回路といった分岐を過ぎていくと、大峰山の山頂に到着した。馬越コース登山口からでは、あっけないくらいの登りで大峰山の山頂に到着した。誰もいない山頂であったが、人声が近づいてきたので、山頂を後にした。
 登ってきた道を少し引き返すと、箱岩峠への縦走路がわかれる。尾根沿いの道を下っていくと、林道に飛び出す。すぐ脇には東屋も設けられているが、利用者はどれほどいるのであろうか。
 林道を少し辿ると、再び登山道歩きに変わる。ここからは、330m小ピークへの登りに変わる。この先も、小ピークの登りが現れるが、そう大した登りでもない。ピークを越した先には、ベンチも置かれた展望地も設けられている。晴天ではあるが霞んでおり、日本海もぼんやりとしていた。
 この先で、ヒメサユリが現れた。下田のヒメサユリも盛りを迎えようとしており、出かける日を考えていたが、この山でヒメサユリに出会おうとは思っていなかった。
 緩やかな尾根道を歩いていくと、古城山に到着する。登山道は、台地状の山頂直下を通過している。今回は山頂には上がらず、そのまま通過した。
 古城山を過ぎると、そう長くはない歩きで、林道の登山口に到着する。林道を少し下ると、箱岩峠に到着した。
 自転車にまたがりダウンヒルを開始した。菅谷の集落内までは、ペダルを漕ぐことなく、ブレーキを握りしめるだけであったが、その先の登り坂では息が切れた。途中で自転車を下りて押すところもでたが、無事に車に戻ることができた。自転車を使うと、やはり歩くよりは早い。

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