杉王山

杉王山


【日時】 2012年5月5日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雨

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 長峰山・ながみねやま・196.0m・三等三角点・新潟県
 杉王山・すぎおうさん・197.1m・四等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/小国/越後下関、安角
【コース】 関川より
【ガイド】 関川村山岳渓流地図

【時間記録】 7:40 新潟発=(R.7、十文字、R.113、関川 経由)=8:40 関川村役場〜8:58 発―9:37 分岐―9:40 長峰山―10:08 杉王山―10:42 長峰山―10:45 分岐―11:03 林道鎖―11:16 関川村役場=(往路を戻る)=12:30 新潟
 杉王山は、関川村の背後に広がる丘陵地のピークである。地形図では、196.0mピークに杉王山という名前が付けられているが、関川村山岳渓流地図では、このピークは長峰山と記され、その南の197.1mピークに杉王山の名前が付けられている。杉王山(197.1m)の山頂には、お堂が置かれている。

 連休も残り少なくなったが、やはり予報は雨。一時は止むようなので、簡単な山ということで、関川の杉王山に出かけることにした。この山に登ったのは2000年11月19日だったので、ひと昔前ということになる。GPSを使う前に登ったため、再度歩いて登山道を記録することが目的であった。
 先回は、関川中学校の校庭に車をおかせてもらったが、今回は関川村役場の駐車場から歩き出した。米坂線の線路を跨線橋で越すと、中学校に突き当たるが、右に回り込んで山に向かう。人家の間を抜けると、林道が始まるが、この林道は左に分かれていく。荒れた林道跡を直進して谷間に入ると、左に登るようになって、ジグザグを繰り返すようになる。林道跡は、道型ははっきりしているものの、藪化が進んでいた。前夜の雨で水滴も沢山ついており、雨具の上下を着ているものの、水を被りながらの歩きになった。
 台地の上に出ると、藪はさらに濃くなった。完全な藪コギ状態になったが、先回は林道を辿るのに問題は無かった記憶がある。先回は台地の上ではっきりした切り開き道に出たが、今回は合流する道には気が付かなかった。足元の微かな踏みとを頼りに先に進んだ。先回は、下山コースは別であったので、今回も順調にいけばこのコースは戻らないはずであった。
 尾根沿いの登りを続けていくと、先回も使った上関方面からの山道に飛び出した。幅広の刈り払い道で、ハイキング気分で歩ける道であった。現在では、杉王山へは、この道だけが使われていることが判った。この分岐からは、ひと登りで196.0mの長峰山に到着した。登山道左脇の広場に三角点が頭を出していた。
 この先は、多少のアップダウンはあるものの、快適に歩ける道が続いた。流れるガスとともに、霧雨に包まれたが、この程度は覚悟の上である。送電線巡視路の分岐を過ぎると、尾根の上に立つ鉄塔の下に出た。西側には林道が迫っているのがみえた。展望は開けているようであったが、山の眺めは閉ざされていた。送電線の巡視路は玉郷立方面に下っているようであるが、これを下ってしまうと、帰りの車道歩きが長くなってしまう。
 鉄塔からはそう長くない登りで、送電線鉄塔の脇を通過し、そのすぐ上が杉王山の山頂であった。山頂には木のお堂が設けられていた。山道は山頂を越してさらに続いていたが、ここで引き返すことになった。
 下山は、長峰山の分岐から、上関方面への道に進んだ。尾根沿いにしっかりした道が続いていた。最後は、台地に広がる杉の植林地の中を通過するようになって、林道に飛び出した。林道からこの山道へ入る所には、標識のようなものは無かった。入口付近は空き地になっているのが目印になるが、このコースを初めて登ろうとすると、判りにくい。
 林道を下っていくと、右上に神社が現れた。神社入り口の鳥居の脇で、林道には鎖が掛けられて車の進入禁止になっていた。その先で民家の間を抜けると、上関踏切で線路を渡ることになって、後は車道歩きで車に戻った。先回の自分の記録では、「最後は、二軒並んだお寺の東側の脇に飛び出した。」とあるので、最後は新しくできた林道を歩いたようである。
 杉王山は、十年の間にすっかり様変わりしていた。低山ほど変化は大きいので、有名な山よりも難しい面がある。

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