大平山

大平山


【日時】 2012年4月9日(日)
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り 

【山域】 朝日連峰周辺周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 大平山・おおだいらやま・560.8・二等三角点・新潟県
【コース】 南大平ダム湖公園より
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/塩野町、小国/越後門前、越後下関
【ガイド】 新にいがた花の山旅(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:40=(R.7、蓮野IC、R.113、R.345、神林、南大平 経由)=8:00 南大平ダム湖公園〜8:19 発―8:42 公園見晴らし台―9:20 臥牛展望―10:05 稜線上―10:50 大平山―11:10 稜線上〜11:22 発―11:45 臥牛展望―12:14 公園見晴らし台―12:35 南大平ダム湖公園=(往路を戻る)=14:10 新潟
 大平山は、村上の南東部、朴坂山塊と光兎山の北に位置する山である。登山口の南大平ダム湖周辺は公園として整備されている。

 日曜日はようやく天気が回復するようである。夏用タイヤでも安全なところということで、海岸よりの山を考えていき、結局大平山に出かけることにした。
 神林から木原木山の麓を抜けて南大平の集落を過ぎると、道路周辺の雪も多くなった。道路の除雪は済んでおり、道路の日蔭でうっすらと雪が見られるところもあったが、南大平ダム湖公園に到着することができた。公園の駐車場は、まだ雪が積もったままであったので、道路脇に車を停めた。広い公園は一面の雪に覆われて誰もおらず、ひっそりとしていた。
 雪に覆われて判りにくくなっていたが、道路脇に登山届入れのポストが置かれており、ここが登山口であることが判った。広場の縁に沿って走る舗装道路を進むと、右手に登山道が分かれた。ここには、大平山まで「登り1:45、下り1:15」と書かれていたが、本格的な雪山状態とあっては、もっと時間はかかるはずであった。
 何度かカーブを繰り返して、枝尾根に乗った。雪に時々膝までもぐるが、なんとかつぼ足で歩くことができた。スノーシューを履くか迷ったが、もう少し様子を見ることにして歩き続けた。結局、この日は、つぼ足で歩きとおすことになった。
 山頂から西に延びる尾根に乗ると、その合流点は公園見晴らしと呼ばれている。すぐ脇にはあずまやも設けられている。
 ここからは緩やかな尾根沿いの歩きが続くようになる。かなりの高さの所まで登山道脇に杉の植林地が広がっている。植林地の縁は、雪が比較的少なく歩きやすかった。
 254mピークからは、標高差50m程の下りになる。帰りは、この登り返しが結構きつい。その先は、長い登りが続いた。谷奥には大平山の山頂を望むことができたが、遠かった。臥牛見晴らしの看板は見ることができたが、佐渡展望は気づかずに通過した。
 山頂から北西に延びる稜線に到着して一息ついた。前方にピークが見えるが、大平山の山頂はその奥である。大平山の山頂が近づくと、美しいブナ林が広がるようになった。雪原の登りやすいラインを選んで登り続けた。
 大平山の山頂は、台地状になっている。下りにかかる手前で、山頂標識の頭が雪の上に出ていた。北側の眺めが開けていたが、厚い雲がかかって朝日連峰の眺めは閉ざされていた。小雪が舞って寒かったので、少し戻ってから昼食をとることにした。
 下りは、足が膝上まで潜るような所もあったが、重力まかせで一気に下ることができた。西尾根の下りが始まる所で、腰を下ろして昼食にした。
 一人きりの山と思ったのだが、254mピークへの登り返しが始まる所で、二人連れとすれちがった。時間はすでに12時になっていた。下山後に停まっていた車を見ると、いわきナンバーであった。大平山は、夏山登山なら、昼からでも登れる山であろうが、この日は完全な雪山である。下山は4時頃になって、登山は可能ではあろうが、雪山をなめていないと良いのだが。
 季節外れの雪山を楽しんだが、この雪解けの遅さとなると、五月連休の山の計画が難しくなりそうである。

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