弥彦山

弥彦山


【日時】 2012年4月3日(火) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 弥彦山・やひこやま・634m・無し・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦
【コース】 裏参道より
【ガイド】 裏参道

【時間記録】 7:20 新潟=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線、R.402 経由)=8:30 西生寺〜8:43 発―10:42 弥彦山―12:12 登山口=(往路を戻る)=13:10 新潟
 弥彦山は、越後平野の日本海際に、角田山や国上山と共にひとつの山塊を作る山である。山頂は、越後一宮として名高い弥彦神社の奥の院の置かれた弥彦山と、一等三角点の置かれた多宝山のふたつのピークに分かれている。山頂へのロープウェイや山岳道路によって観光地化が進んでいるが、一歩脇に入れば自然は良く残されている。

 平日だが仕事が無かったので、弥彦山に雪割草を見に出かけた。最近は歩いていなかった裏参道から登ることにした。午後から雨になるという天気予報であったので、麓での雪割草見物で終わっても良いかなと思っていた。
 西生寺の登山者用駐車場は狭いが、平日のため二台が停まっているだけであった。歩いているうちに出会った登山者を考えると、この日は8組ほどが歩いただけのようであった。
 西生寺の裏手から歩き出したが、麓から雪割草が咲いており、先に進むよりはしゃがみこんで撮影するのに時間を費やすことになった。いつも訪れる3月中旬頃は、麓付近では花の盛りが終わっていることが多いので、今年の季節の移り変わりの遅さが改めて思い知らされた。
 花を撮りながら登っていき、弥彦スカイラインの最初の横断点を過ぎると、残雪が目立つようになった。雪割草の花も少なくなった。とりあえず、能登見平まで登ったところで、この後をどうするか考えることにした。空は暗くどんよりしていたが、雨はしばらくは降らないようであった。弥彦山の山頂までは30分ほどなので、弥彦山の山頂を目指すことにした。
 しばらくは尾根沿いの登りが続くが、完全な雪道になった。周囲の灌木帯には、マンサクが咲くが、花は見られなかった。八枚沢登山道が合わさるが、この方面の踏み跡は細く、雪解けの関係で八枚沢コースから登る者は少ないようであった。雪原を登りつめると、誰もいない弥彦山の山頂に到着した。
 どんよりした雲が広がっていたが、守門岳や粟ヶ岳は見えていた。天気はもう少しもつようであった。山頂は風が強かったため、とりあえず山を下り、ムササビの宿の手前で昼食にした。残雪が斑模様を描く中に、日当たりの良い所では雪割草が花を開いていた。
 花を撮影しながら下っていくといよいよ雨が降り出したので、撮影をあきらめて車に戻った。
 本降りの雨の中を家に戻ったが、夕方から低気圧が発達して、台風並みの爆弾低気圧に変わり、関東では交通機関のマヒが起こり、新潟でも夜中から強風による被害が出た。最近の天気予報はあたるので、信じて山行計画を立てる必要がある。

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