弥彦山麓

弥彦山麓


【日時】 2012年3月24日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雨

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 弥彦山・やひこやま・634m・無し・新潟県
【コース】 旧道
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:45 新潟=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線、R.402、田の浦 経由)=9:45 登山口〜10:00 発―13:32 登山口=(往路を戻る)=14:40 新潟
 弥彦山は、越後平野の日本海際に、角田山や国上山と共にひとつの山塊を作る山である。山頂は、越後一宮として名高い弥彦神社の奥の院の置かれた弥彦山と、一等三角点の置かれた多宝山のふたつのピークに分かれている。山頂へのロープウェイや山岳道路によって観光地化が進んでいるが、一歩脇に入れば自然は良く残されている。

 ここのところ週末ごとに悪天候が巡ってくる。雨の予報が出ていては、雪山に出かける気も起きず、花の状態を知るために弥彦山麓を歩くことにした。角田浜を通ったが、登山者の姿も少ないようであった。本来ならば、県外からの観光バスも来て大賑わいのはずなのだが、山はまだ残雪に覆われている。田の浦の駐車場に入ったが、強風が吹き寄せていた。
 まずは、弥彦山麓を巻く山道の様子を見ることにしたが、沢に掛る橋が通行禁止になっていた。昨年もこの橋は老巧化して少し傾いていた。橋の下の水面までは高さもあって、落ちたら怪我は免れない。この日だけを考えれば、なんとか渡れそうであったが、安全に沢を渡るルートを探す方が大切である。少し上流部に移動した水面部まで下ってみたが、水量が多く、長靴でも渡れない状態であった。他のルートを考えることにした。
 とりあえず、鉱山道の花の様子を見ることにした。林道奥の駐車場にも車が一台あるだけであった。鉱山道は谷間にあるため、花の時期も遅くなるのか、キクザキイチゲは咲き始めで、カタクリは堅い蕾であった。堰堤の下まで進んだが、この先の雪割草も時期が早すぎるようなので引き返した。
 一旦駐車場に戻り、車道を使って沢を越した後で、沢の左岸に下りた。うっすらとした踏み跡があり、沢沿いに進むことができた。堰堤が迫ったところで、沢沿いには進むことはできなくなり、枝尾根に取りついた。ひと登りすると、左岸沿いの山道に出ることができた。橋が修理されないなら、このルートを使えば良いことが判った。
 山麓を通る山道に進んだが、花はまだといった状態であった。それでも水場の手前で開きかけのカタクリを見ることができた。さらに尾根に向かっての登りが始まると、キクバオウレンが現れた。
 弥彦山への登りが始まるところで、昼食をとってから引き返した。

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