古惣座山

古惣座山


【日時】 2012年1月8日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 会越国境
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 古惣座山・こそうざやま・521.7m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/徳沢
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:40 新潟発=(磐越自動車道、津川IC、R.49 経由)=9:05 福取トンネル出口〜9:30 発―10:34 東の鞍部〜10:46 発―11:18 福取トンネル出口=(往路を戻る)=13:00 新潟
 古惣座山は、一等三角点ピークとして知られている土埋山の北に位置する新潟と福島との県境沿いの山である。これといった特徴の無い薮山である。

 アクセスの良い山ということで、古惣座山に出かけた。古惣座山には1999年11月に登っているが、この時はヤブコギであった。雪山として登ってみることにした。
 津川から国道49号線を会津訪問に向かうと、県境の少し手前で、福取トンネルを通過する。福取トンネルの会津寄りの出口に広い除雪広場が設けられているので、ここから歩き出すことにした。福取の集落から歩き出すことも考えられるが、車の置き場所を考えると、ここから歩きだせば、地元の人に気兼ねする必要がない。
 駐車場脇の雪壁は2mほどあったが、積雪ポールが置かれた所に向かって上がれるようになっていたので、ここから取りついた。駐車場脇は沢型が入りくんでいたが、尾根が入り込んでいたので、これを登った。雪は膝下まで潜るほどであったが、足を前に出し続けることはできた。
 福取集落からの林道に飛び出して、これを左折した。先回は、西側から古惣座山の山頂を目指したが、今回は、東の鞍部経由で登ろうという作戦である。356m点で林道から分かれて雪原になった田圃を横断する。その先も、溝状になった道型が続いていた。地図にも破線が記されているが、道は存在しているようであった。
 左から沢が入り込んできたので、これを横断し、杉林の中を登っていった。杉林がつきると、鞍部の直下にでた。ここからは、標高差40mほどの登りであったが、急斜面になっていた。破線は、左の方から斜上していくように続いているが、雪の急斜面をこのように登ることはできない。
 右手のまばらな雑木林から登っていった。左にトラバースして鞍部に出ようという作戦であるが、雪が深く、直登はできなかった。大きくヘアピンを描いても、ようやく2m程上がることができる状態であった。灌木にぶつかって突破できず、一旦戻って、新たな道を付ける場面も出てきた。苦労はしたが、なんとか鞍部に到着することができた。
 鞍部は切り通しになっており、福取岳の山頂が姿を見せていた。
 第一の目標はクリアし、後は尾根の登りを頑張ろうと歩き始めたが、雪が深くもがくばかりであった。古惣座山は藪山であるが、その藪がまだ雪で押さえつけられておらず、足場を固めようとすると、穴に落ち込む状態であった。木の枝を掴んで体を持ち上げたりしたものの、ほとんど前進できなかった。雪の状態が悪いということで、登頂は諦めて引き返すことにした。コース取りは間違っていなかったので、雪が締まった二月になれば登頂は可能であろう。
 雪が深いため、引き返しにも、汗を流すことになった。下山の時間は早かったが、家に戻ることになった。

山行目次に戻る
表紙に戻る