大龍山

大龍山


【日時】 2012年1月3日(火) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 見附丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 大龍山・おおだつやま・241m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/三条/見附
【コース】 林道駒込北潟線の峠より
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:15 新潟発=(北陸自動車道、三条燕IC、R.8、千把野新田、北潟 経由)=9:25 通行止め標識〜9:42 発―10:37 峠―11:00 大龍山〜11:06 発―11:19 峠―11:13 林道―12:02 通行止め標識=(往路を戻る)=13:10 新潟着
 大龍山は、越後平野の縁に沿って広がる丘陵地帯の三条・見附近くにある山である。この山の山頂には石の祠が置かれて、信仰の山であることがうかがわれる。

 干支の辰年にちなんで、今年の登り初めは三条近くの大龍山と思っていたが、雨のために、予定変更で菩提寺山を歩くことになってしまった。翌三日は、道路をうっすらと雪が覆うものの、登山に支障はなさそうなので、大龍山を登りに出かけた。
 国道から別れて帯織駅に向かうと、雪に白く染まった田圃の向こうに、緩やかに山裾を広げた大龍山が姿を現す。周囲の丘陵地からは、一段高い山頂を持ち、目立っている。
 大面(おおも)集落を抜けて林道駒込北潟線に進むが、除雪されていた。民家が途切れると、道路上にも雪が積もるようになったので、冬季通行止めの看板が現れたところで車を停めて歩き出すことにした。林道には、さらに車の轍が続いていたが、無理して車を進めるのは好きでない。
 大龍山は、これまで二回登っており、往復で違うコースをとっていたので、四通りのコースを歩いている。今回は里から一番近い西尾根か、少し遠くなるが一番確実な東の峠部から歩くコースの二通りを考えていた。
 谷間が開けると、左にも谷が分かれる。西尾根は左に少し入った所から取りつくのだが、林道駒込北潟線の除雪はさらに続いていた。除雪された林道が続くのなら、その方が楽そうなので、東の峠から登ることにして先に進んだ。林道の除雪は、大龍山の南尾根が末端部で少し西に曲がって落ち込む所の林道分岐で終わっていた。林道の終点には二台の車が停まっていた。
 林道を覆う雪の上には、足跡が続いていた。やはり干支の山ということで、登り初めに大龍山を選んだようである。トレースに加えて、林道脇の雪が流水で融けて地面が露出していたので、楽することができた。  高度が上がっていくと雪も深くなっていき、先行者はワカン歩きに変わっていた。しばらくはつぼ足で辿ったが、潜る所も出てきたので、スノーシューを履いた。前日に雨が降ったためか、締まった雪になっており、スノーシュー歩きには、楽な状態であった。
 先行者のトレースを辿るのは楽ではあるが、ラッセル交代をしながら登っているようなので、そのまま追いつかないとラッセル泥棒になってしまう。幸い、峠手前の連続したヘアピンカーブ付近で先行グループに追いついて先頭に立つことができた。
 先頭でのラッセルになると、少しペースは落ちたが、雪の状態が良いので、問題なく歩き続けることができた。
 ヘアピンカーブを抜けると、大龍山への尾根の取りつきになる。その手間で、何度も方向を変えているため、この取りつき部も、GPSを利用していないとなると、林道が東に向きを変えてそのまま直進することを確かめないと判りにくい。
 峠部から大龍山の山頂へは、地形図では幅広尾根のように見えるが、両脇が切り落ちた細尾根になっている所もあり、足元に注意が必要なところもある。全般的には、緩やかな登りが続く。雪が激しく降るようになった。
 緩やかな尾根に変わると、大龍山の山頂に到着する。石の祠の頭が出ていたので、雪を払って姿が見えるようにした。この祠を見落とすと、大龍山の山頂はどこか判りにくい。
 いつのものか判らない足跡が西に向かって続いていたが、今回は天気も悪いので無理をしないで同じ道を引き返すことにした。
 祠の写真を撮り終えてひと息付いていると、グループが到着したので、入れ違いに下山にうつることにした。
 峠部に下りてからのヘアピンカーブ部は、急斜面を下ってショートカットし、後は林道歩きを頑張ることになった。
 下山後に山行記録を書くために以前の記録を読み返すと、初回の2000年1月8日の山行は同じく干支の山ということで、登っていた。新潟付近では、辰年の山としては、大龍山が年明けに登るには一番手頃な山ということになる。次の辰年にも、この山に登れるように節制しよう。

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